知ってるトキ、知らないケンシロウの続き
⑤お前はリュウガ
もちろんトキはリュウガを知っています。
もちろんケンシロウは知りません。
もちろん、トキはリュウガがユリアの兄だということも知っています。
もちろん、ケンシロウはリュウガを知らないから、彼がユリアの兄ということも知りません。
どれほどの情弱よ??
こう見ると、トキが知っていることって全部北斗神拳伝承者にとって知っておいたほうがいい、知っておかなくてはいけないことばかり。
ライバルになり得る南斗六聖拳を認識してないのはさすがにヤバいでしょう
ここまで来ると、仮説として
正統な伝承者はトキでほぼ決まっており、リュウケンもそのつもりでトキには今後脅威になるであろう事柄を、ひとつひとつ話し聞かせていたのではなかろうか。
しかし、核戦争によって死の灰を浴び、病気になってしまい、方針を転換せざるを得なくなった。
何せ、兄弟の中からゴタゴタし始めた折も折り。
ちょっとラオウは危険すぎるし、ジャギはあんなだし。
ということは・・・
やはりケンシロウは「急造伝承者」だったのか。
やはり、強いものが生き残る、そんな時代だったのでしょう。
北斗兄弟で言えば、ラオウの慎重さ、トキの知識、(あえて言えば)ジャギの冷徹さ、そういった要素をすべて「強さ」に全振りしたのがケンシロウなのかもしれません。
ただ、上の仮説はあんまり時系列を考えていないので、もし伝承者にケンシロウが決まったのが核戦争前だったとしたら、かなり話は変わってくるんですがね。
あれ?コレってそういえば明らかにされてましたっけ??