北斗の拳ランキングの続き。


ケンシロウ、カイオウときたら、3位は順当に


「ラオウ」



で決まりでしょう。



何と言っても、輝かしい戦績が物語っています。



(病気とはいえ)リュウケン、南斗六聖拳のレイ、元北斗神拳伝承者候補コウリュウ、トキ(命は取らず)、ヒューイ、シュレン、ジュウザ、(ラオウルールでは負けたけど)フドウ、(生き延びたけど)リハク



名のある拳士をここまで倒したのはケンシロウ以外では彼1人です。

まさに前半のボスとして申し分ない存在感ですが、ラオウのすごいところは死してなお、ストーリーに影響を与え続けたと言う点。

いや、正確にはシン編の終盤も、実はラオウがユリアを求めてサザンクロスに迫ってきていたため、シンはユリアが生きていた事を隠してケンシロウとの戦いに臨んだので、結局は全編にわたってということになります。

さらにトキがいうには、ユダを動かしたのもラオウ。 



その死後・・・


帝都の総督ジャコウが怯えていた幻影の正体もラオウ。ファルコが村を助ける為に片足差し出したのもラオウ。


そもそもカイオウはラオウの瓜二つの兄だし、修羅の国では皆ラオウを心待ちにする「ラオウ伝説」が語られていたほど。

でも、マミヤの村に来たときやフドウの子どもたちを人質にした拳王様をみても、修羅の国の人たちはラオウを英雄とあがめるのか・・・?


いや、あれぐらいの蛮行は、修羅の国では蛮行のうちに入らないのかもしれぬ。


とにかく、原作ではラオウの遺児リュウとケンシロウが旅し、さらにラオウのかつての配下バランも登場します。



こんな感じで、ケンシロウの行くとこ行くとこに、ラオウが絡んでくる具合。

もはやラオウは、ケンシロウと表裏一体の「もう一人の主人公」と言っても過言ではないのです。