ピラフ大王からドラゴンボールを奪い、ウパの父、ボラを生き返らせることに成功した悟空は、仲間たちとはまた別々の修行の道を行き、天下一武道会で再会。


亀仙人vs鶴仙人の代理戦争から、最後は悟空と天津飯の武道家のプライドのぶつかり合いとなり、ほんの少し、運の差で天津飯が優勝しました。



しかしこのとき、ピラフ大王はすでに動き出していました。

ピラフさまの、最も罪深く、そして最も重要な功績ともいえる


「ピッコロ大魔王の復活」


です。



「罪」とは言うまでもなく、ピッコロの手下のタンバリンによって、クリリンを始めとする多数の武術家の殺害。

ピッコロ本人による、チャオズと亀仙人の死。

若返りの願いを叶えた直後の神龍(しぇんろんって入力したら変換されるんですね、すごい不安)の消滅。

あと、天津飯がキングキャッスルに到着するまで、多数の人を殺してます。


物語当初から、悪役でありながら憎めないキャラクターだったピラフ一味が、本当に笑えない罪を犯してしまったのでした。


そんなピラフ一味も、願いを叶えて若返ったピッコロにとってはもう用済み。あっさり空から捨てられてしまいます。

けどこのとき、ピッコロはピラフ一味を殺してませんね。

ひょっとしたら復活させてくれた恩を、0.00001%くらいは感じてたのかもしれませんね。


で・・・



話は進んで、

ピッコロ大魔王は孫悟空に倒される → 2代目(マジュニア)を産む →   天下一武道会で再び孫悟空VSピッコロ →   ピッコロ敗れる


となるんですが、その後のピッコロの功績は周知のとおり。


・悟空と共闘して、ラディッツにとどめ。

・孫悟飯を1年で鍛え上げる

・ 悟飯かばって死ぬ

・ナメック星のドラゴンボールで生き返る(地球の神も生き返る=ドラゴンボール復活)


などなど。ピラフ大王アゲなのかピッコロアゲなのか分からなくなるので、これぐらいにしときましょう。


いずれにしてもピラフ大王が身の丈に合わない野望をもたなければ、ドラゴンボール世界は成り立っていない可能性が高いのです。



物語の割と序盤で人類大量虐殺とか、レッドリボン軍が世界的征服していたかも。



もちろん漫画なので結果論なのは百も承知ですが、ピラフさまがけっこう重要なポジションにいて、いろんなキッカケを作ったことが分かっていただければ幸いです。