唐突ですが、ブログ再起第1号は、ドラゴンボールの登場人物「ピラフ」について、考察してみます。


なお、ドラゴンボールは原作と本編テレビでしか記憶がなく、映画やGT、超についてはほぼ見ていないので、飽くまで「リアルタイム世代の記憶」として生ぬるくご覧頂ければ幸いです^_^;


 


作中では、実力では遠く及ばないながらも、孫悟空達のライバル?的な存在であり続けたピラフ一味。


本編への大きな関わりとしては、主に・・・


・最初期のドラゴンボール争奪戦

・レッドリボン軍-占いババ編の最終局面

・ピッコロ大魔王編


となりますが、実はかなり重要なキーマンだということを皆さん御存知でしたでしょうか?



まず、最初期のドラゴンボール争奪戦。

特筆すべきは、何を置いても彼の技術力の高さでしょう。

一味のドラゴンレーダーは、ブルマの作り上げたレーダーとほぼ性能は一緒。

多彩なマシンを開発し、ピラフ城なる要塞も作り上げていました。

部下が年増のおばさんと忍者コスプレの犬だけとは思えませんね。


しかもこのピラフ城、悟空達を閉じ込めた牢は、当時の悟空やヤムチャがどんなに頑張っても破壊できないほどでした。


結果的には、満月をみた悟空が大猿に変身し、城は破壊されるのですが、まずはここが最初のポイント


「作中初めての、神龍と、悟空の大猿化を見せてくれた」


どちらも個人的には、少年時代に見た初期ドラゴンボールで大興奮した「イベント」なのですが、これを連続で見られるのは確かこのタイミングだけ。


しかもヤムチャとプーアルの最初で最後の?名コンビネーションで尻尾を切って解決します。


ここが次のポイントで、


「満月を見て大猿になることを周りが知る」

「尻尾が弱点と知っているヤムチャ、活躍」

 

の流れが無かったら、このあと天下一武道会決勝で大猿になった悟空にジャッキー・チュン(亀仙人)以下、何人か踏み潰されていてもおかしくはありません。


もちろん満月が原因と知らなくても、月を吹っ飛ばせる亀仙人なら大猿悟空にも大ダメージを与えられる可能性はありますが、可愛い弟子だし、孫悟飯が育てたということもあって、かめはめ波を打つのをためらうかも。

そうなると、人類絶滅してたかもしれません。


さらにもっと後年、大猿ベジータに対応出来なかった可能性も・・・

尻尾が結局大猿の弱点というのは、このあと作中の常識になるので、あながち言い過ぎとも思えません。



とにかく。

そう考えると、ヤムチャやブルマたちに「尻尾がある悟空(サイヤ人)が、満月を見たら大猿になる」ことを周知させたピラフはなかなか偉大だったとは・・・


思えませんかね?