hither and thither

hither and thither

格別別様の言葉を述べるのでなく、

打ち返した水のように和やかに通過したい日々

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真夜中に湾岸道路を風を受けて走ったけど

星は見えなくて

埠頭の公園から見える観覧車の明かりも消えて

波の音も聞こえない


毎日が偏頭痛との闘いで

鍛えようとして入ったスポーツクラブも

忙しさにかまけていつの間にか行かなくなって

でもボーナスで20万の革ジャンは買った

他愛も無い話で1日はあっという間に終わってしまって

泣き言と戯言とそれから色々

鮮やかな青のTシャツはとても似合っていたのに

洗濯をしたら縮んでしまったってお母さんを恨んだり

こだわりの愛車はなんだか難しい言葉を並べていたっけ

誰と何処に行ったかばかり気にして

何をいつ身に着けるかばかり気にして

2週間に1回は美容院に行って前髪を気にして


真夜中に湾岸道路を風を受けて走ったけど

星は見えなくて

埠頭の公園から見える観覧車の明かりも消えて

波の音も聞こえない


でも終わりのないカーニバルを夢見たけど

6年ぶりにあなたを見たと人づてで聞いたの

ネルシャツを着てボサボサの頭で電車に乗ったって

子連れの女と再婚したって

愛車は売ってしまって自転車で出かけるって

近所のスーパーに

ねえ

とても幸せそうじゃない

全てを棄てて来た

お気に入りのソファけだを持って来た

保障は無かった

でも

それで良かった

湿度が高すぎて矢鱈汗ばかり出ていたが

優しさに触れた気がして

それで良かった

それが何時の間に

右側から悲しみが溢れ出て

左からは堪え切れない叫びが生まれて

前からは暮れる日が沈むだけで

後ろからは直向きな彼の正義が締め付けた

こんなの違っていた

私が間違っていた

あの日誰もが止めたのに振り切った

私の間違いだった

全く運命なんかじゃなかった

今ならまだ走れる

向こう岸まで遠くない

逃げろ

逃げろ

逃げてしまえ

孕んだ女の腹を蹴る

全てを終わらせる為に


26時を過ぎてから車に乗って逃げた

沢山の愛を手に入れる為に


服を着たままシャワーを浴びる

刻んだ心を洗い流す為に


平成からまる憂いか

届かないアニシード求めて


戯れよう

許されなくても

もう駄目だよ

時々そんな弱音を吐いても良いだろう


誰かの放つ言葉が

全部悪口に聞こえてしまう事がある


夏の空を仰ぐ

けだるい太陽なんて消えてしまえ


快活だったあの頃の様に

蝉は鳴く蛙も唄う

あの頃に戻りたいと時々思うんだ


此処は星が見えないんだ

下流の川は流れずに濁っているんだ

満員電車は最高につまらないし

スーツなんて窮屈でたまらないなんて

たまには愚痴を言ってもいいだろう

曼珠沙華みたいに自らの運命を知り強く咲く

そんな女が苦手でしょうがないんだろう

嘘のなかで生きようとして現実さえ見ようとしないんだ

君は永遠の思慕と罪とが渦巻く中で生きたがる

痛い心は睡眠導入剤と一緒に飲み込んでしまえば良いから

蝶を手に入れたら自分の好きなようにならないと面白くない

掌でやわらかに舞い静かで綺麗で可憐な程良いんだ

不安に駆られるといつも爪を噛んだり毟ったりしているから

直向に裸足で生きている女が疎ましくて仕方無いんだ

それが分かるとすぐ追いやって安堵して吐血するんだ

色の無い海がない様に夜の来ない空が無い様に

息を吸って吐いているその束の間に生きているのに

君は毎日氾濫しそうに大量の語彙と誤報に埋もれているだけだ

大切な箇所にアンダーラインを引かせているだけのやり方

まだ盗聴行為を続けて模倣して砂漠の上に城を建てたいのか

それだけで良いとしている捉え所の無い君の生き方は砂漠の渇きみたいだ

暑さのせいにして
徒歩25分のせいにして
犬がいないのを理由にして
庭が無いのを理由にして

彼女にふられたせいにして
風呂が狭いせいにして
部屋も狭いせいにして

ベランダが狭いせいにして
外壁のピンクを理由にして
隣の家で毎晩行われる喧嘩のせいにして
収入のせいにして
外見のせいにして
性格のせいにして

下手くそなせいにして

公園がないのを理由に
自転車がパスじゃない理由に

知ってる人が居ないのを理由に

歌が歌えないせいにして

全くやる気が起きない

高校2年生から家に引きこもっている


電車の中で女性の胸を揉んだりする


人にぶつかっても誤らない


目と鼻の次は顎を削ろうと思う


間違って原爆を落としてしまった


蛇口の水を5分も垂れ流ししてしまった


ニュースにならない様に社内で解決した


足を踏んでも平気な顔をする


戦争の話を退屈だと言ったあの学校


1日の食事は水とサプリメント


気に入らない子のロッカーを蹴飛ばした


もう3年も女に稼いで貢いでもらっている


あの時は地獄だったわと笑顔で語る老婆


ソースの中にコロッケをひたした


単身赴任中に浮気をした回数は覚えていない


問題、この中から普通を選びなさい

僕はそれでも良いと言った

彼女はとても驚いていた


この異様な暑さのせいで

オカシクなったとでも言うのか龍之介


でも最善を尽くすなら

その手段が一番だと思ったから


100メートルダイブみたいな

脳天が少し千切れそうな衝撃を

僕はその時味わった


参った顔をしてから厭きれた目つきで僕を見る

そうして四面楚歌で苦しめてしまうんだ


君はまた踊りだす

ガラスの靴で踊りだす

踊りつかれて死ぬまで

ガラスの靴で踊りだす

R246沿いの学校の向いの小道を少し入った所に

全てあって何もない彼の部屋があった

ボーコンセプトの真白いソファに座る彼は

毎晩法を犯してケムリを好んで吸っていた

長身で細身の彼の美しひ指はそれを離さない

ブラックライトを好んで一日中点けていた

時折ゆるいJAZZが流れて私を呼ぶ

彼のパパは過労で死んでしまった

彼のママは仕事で家に帰ってこない

8歳の頃からこの部屋に一人きりだった


でも私のこれっぽっちの愛じゃ無理だった

私には彼を救えなかった

彼はまだ夢ばかり見ているのだろうか

まだ大好きな東京タワーの夜景を

幻覚とともに見ているのだろうか


お願い

誰か彼を助けて

王様はいつも威張っていた

街の花は枯れてしまい

緑の森は消えてしまい

整備のされていない川は氾濫ばかりして

痩せた土壌では食べるものが育たない

そういう国だのに何故か

王様のお城の周りには

沢山の人の住む家が

あちらにもこちらにも建てられた

沢山の人々は時に血の涙を流し

時折耐え難い空腹を感じ

それでも理想郷の王様の為に働いた

王様は毎日大好きな映画ばかり見て

食べきれない量のご馳走を日に何度もとる

ハリウッドでの事を想像したり

こんがり焼けた豚が1頭テーブルに並べられたり

美しい女性に送るプレゼントのことを考えたりした


王様の旗はなに色?