プロ野球も、いよいよ優勝を激しく争う終盤になって来た。もちろん、それは上位にいるチームに限ったことだが。

 カープファンとしては、もはやジャイアンツとの4位争いを遠目に見ているだけだ。

 カープにとっては、その4位も怪しく思われる。黒田がリタイヤしたからである。


 今は、巷間伝えられるような“黒田のFA権行使による他チームへの移籍”が、私にとっての最大関心事である。

 FA宣言したからと言って、カープが黒田の他チーム行きを許すなら、私はカープファンを止めようと思う。

 この10年来のカープを見てみると分かるではないか。

 まず、ジャイアンツキラーと言われた川口が、あろうことか、ジャイアンツに行った。

 ホームラン王の江藤も、ジャイアンツに取られた。

 金本が、星野の一言に参って、タイガースのユニホームを着るなり、優勝させてしまった。


 成績の良かった外国人は、全員をトレードで出してしまった。

 遠くはロペス、そしてチェコ、ミンチー。タイガースのシピンには、チャンスに打たれてばかりだ。ラロッカもいなくなった。


 要は、年棒を惜しむという経営方針が間違っているのだ。

 その結果が、今年も含めれば、10年前の3位を最後に、後はBクラスに沈んだままだ。

 だから、ホームゲームの入場者数は、12球団の中で最低である。収入が少ないから、お金が出せない。良い選手は逃げてしまうから、順位は上がらない。悪循環の真っ只中にいる。

 この状態で黒田を出すなら、来年の勝率は3割を切るだろう。もはや、球団の体をなさなくなってしまう。


 新球場の建設に口出しするのは、目に見える成績を残してからにするべきだ。

 安い球場使用料に助けられている球団なんぞが表に出て来て、注文付けるなと言いたい。


 もう一度言う。

 カープよ、黒田を出すな! 黒田を出すなら、私はカープファンを止める!