一昨日の夜、福岡県警は、繁華街や交通事故多発地点等の計41箇所で、飲酒運転の取り締まりを行ったそうである。

 もちろん、25日の飲酒運転による痛ましい追突事故を受けてのことであるのは確かだ。


 取締りの結果には、唖然とするしかない。

 飲みながら、その事故を話題にしたに違いないのに、検挙された者は55人、警告を受けた者は74人に上ったということである。

 検挙者の内訳は、酒酔い運転が1人、酒気帯び運転が54人とあった。

 酒気帯び運転とは言えないが、いくらかでも酒を飲んで運転した者が警告を受けた者に相当する。


 28日と言えば、事故で亡くなった3人の子達の葬儀が営まれた日である。

 あらゆるテレビで、何度も、喪主の表情やら、参列者や福岡市長のコメントを放映していた。

 それでも、この飲酒運転はどういうことであろうか。

 この状況から推測すると、恐らく、取締りを免れた者は、数倍はあったろうと思われる。


 かって、私も飲酒運転をしたことはある。酒気帯びに当たったのか、警告で済む程度であったのか、判断のしようがないが、確かにやってしまった。

 一度、パトカーに止められて、“風船”を吹かされたことがあった。酒気帯びまでは行かなかったのだろう。その時は、何事もなく解放された。

 その後、少しだが飲んだ上での帰宅途中、居眠運転で追突事故を起こしてしまった。大した事故ではなかったが、それ以来、飲酒運転は止めた。酒の量だけではなく、体調にもよると分かったからだ。

 私の場合は、その程度で済んで良かったが、思い出すと、今でも背筋に冷たいものが走る。


 飲む前には、飲酒運転は悪いと分かっていても、飲んでしまえば、忘れてしまうのが人間である。

 強い自覚と共に、周囲の厳しい忠告も必要である。