✨【癒しフェア東京2025 無事終了!】

手相心理学協会、初出展で大成功でした♡

 

 

 

11/29(土)・30(日)の2日間、
癒しフェア東京2025に
手相心理学協会(理事長:手相家 雅也先生) が初めて出展しました。

結果は──
連日大盛況!

ブースには途切れることなくお客様が訪れ、
全国から集まった協会認定の鑑定士たちが交代で鑑定を担当しました。

とくに印象的だったのが、
「初めて対面鑑定に挑戦した鑑定士さんたち」の表情。

最初は緊張で手が震えていたのに、
鑑定後にはこう言って笑うんです。

「すごく緊張したけど……やって良かったです!」

お客様の笑顔に勇気をもらい、
仲間がそばにいる心強さを感じ、
一歩踏み出したからこそ得られた気づき。

まさに、
案ずるより産むが易し。
鑑定士として大きな前進をされた瞬間でした。


◆ 心理学の視点から見る「初めての一歩」が怖い理由

ここで心理学的に見ると、
スタンフォード大学のアルバート・バンデューラの研究がとても参考になります。

バンデューラは、人が行動できるかどうかを決めるのは

➤ 自己効力感(=私ならできる、という感覚)

だと提唱しました。

そして、
この自己効力感は 成功体験によってしか育たない と言われています。

つまり──

  • 0→1の段階がいちばん辛い

  • 成功体験がゼロだから自信がゼロ

  • 行動が進まないのは“普通”のこと

ということなんです。

「初めてがしんどい」のは、弱さでも才能のなさでもなく、
ただの“脳の仕組み”だったんですね。


◆ 私自身も 0→1 が苦しかった

正直に言うと、
私もこれまで0→1の場面で、
手が止まってしまう日が長く続きました。

「やりたい」
「でも怖い」
「失敗したくない」

この繰り返しで、心が前に進めない日もありました。

でもある時、思い切って考え方を変えてみたんです。

  • 大きく始めない

  • かっこつけない

  • とにかく“サクッとできること”だけやってみる

すると──

本当にびっくりするくらい、
スルッと小さなお金が入ってきたんです。

たったそれだけなのに、胸の奥からふわっと何かが立ち上がる感覚がありました。

「あ、私…できるかもしれない。」

これが、まさに 自己効力感が芽生えた瞬間 でした。


◆ 私の結論:最初の一歩は小さくていい。むしろ小さい方がいい。

バンデューラの理論も、
私の経験も、
今回の癒しフェアの様子も──

すべて同じことを教えてくれています。

➤ 最初の一歩は、大きくなくていい。

➤ “小さな成功体験” ひとつで、流れは劇的に変わる。

鑑定士さんたちもそうでした。
最初の緊張の一歩が、
次の自信につながり、
笑顔につながり、
「またやってみたい!」につながっていく。

私たちは、
いくつになっても新しい発見をしながら、
少しずつ成長していける生き物なのだと思います。


◆ 今日のまとめ

  • エゴが「初めて」を怖がらせる

  • でもそれは普通の反応

  • 自己効力感は“成功体験でしか”育たない

  • 最初の一歩は小さくていい

  • 小さな成功が、人生の大きな流れを変える

そして、
あなたにも必ず“小さな成功”が訪れます。

ひとつの行動が、
未来のあなたを優しく押し出し、
今とは違う景色を見せてくれるはず。

今日も、あなたの心に静かな勇気が芽生えますように♡

【年金の繰り下げ】額面だけで決めると危険?

手取り・医療費・iDeCoへの影響を徹底解説

「人生100年時代、年金を少しでも増やしたい」

そう考えて、公的年金の「繰り下げ受給」を検討されている方は多いのではないでしょうか?

60代のライフプラン相談で最も話題になることの一つがこの繰り下げ受給です。

確かに、受取開始を遅らせるだけで最大84%も年金額が増えるのは大きな魅力。

しかし、実は「増えた額面がそのまま手元に残るわけではない」という落とし穴や、制度上の注意点があることをご存知でしょうか?

今回は、メリットの裏に隠れた「繰り下げの注意点」と「2025年改正で注目されるiDeCoとの関係」について分かりやすく解説します。

そもそも、どれくらい増えるの?

まずは基本のメリットをおさらいしましょう。

年金の受給開始(原則65歳)を1カ月遅らせるごとに0.7%増額されます。

  • 5年繰り下げ(70歳受給開始): 42%増額

  • 10年繰り下げ(75歳受給開始): 84%増額

一般的に、65歳から5年繰り下げた場合の損益分岐点は「82歳」(正確には81歳11カ月)と言われています。これより長生きすれば、繰り下げた方が受取総額は多くなり、長生きリスクへの備えとして非常に有効です。

しかし、ここからが本題。「82歳まで生きれば得」というのは、あくまで額面ベースのお話です。

要注意!繰り下げの「5つの落とし穴」

年金が増えることは嬉しいことですが、それに伴う副作用もしっかり理解しておく必要があります。

① 「加給年金」がもらえなくなる?

年下の配偶者がいる場合に支給される「加給年金(年金版の家族手当のようなもの)」。これは厚生年金に紐付いているため、厚生年金を繰り下げている間は受け取れません。

対策: 基礎年金のみを繰り下げて、厚生年金は65歳から受け取る(加給年金も受け取る)という選択肢も検討しましょう。

② 遺族年金には「増額分」が反映されない

もし繰り下げ待機中や受給中に夫が亡くなった場合、妻が受け取る「遺族厚生年金」は、繰り下げで増えた額ではなく「65歳時点の本来の額」で計算されます。

「自分が長生きして妻に残そう」と思って繰り下げても、遺族年金には反映されない点は注意が必要です。

③ 税金・保険料で「手取り」は意外と増えない

年金額が増えると、税金や社会保険料(国民健康保険・介護保険)もアップします。

例えば、年金収入が60万円増えても、手取りは44万円程度しか増えないケースもあります(東京23区在住等のモデルケース)。

「額面は42%増でも、手取りで見るとそこまで増えていない」という事態になり、実質的な損益分岐年齢は82歳よりも数年遅くなります。

④ 医療費の窓口負担が「1割→3割」に!?

ここが見落としがちなポイントです。70歳以上の医療費自己負担は原則1〜2割ですが、繰り下げによって所得が増え「現役並み所得者」と判定されると、窓口負担が3割に跳ね上がります。

また、高額療養費制度(医療費が高額になった際の上限額)の負担上限も上がってしまうため、病気になった際の出費が予想以上に増える可能性があります。

⑤ 介護サービスの負担増

介護保険のサービス利用料も同様です。通常は1割負担の方でも、年金額が増えることで2割、3割負担になる可能性があります。介護状態は長期間続くこともあるため、この負担増は家計に重くのしかかります。

 

【最新情報】

70歳までiDeCoをするなら

「基礎年金」は繰り下げ必須へ

最後に、2025年の年金制度改正に関連する重要なトピックです。

iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入可能年齢が70歳まで引き上げられることになりました(2027年1月施行予定)。

これにより、65歳以降も働いていたり、資産があったりする人は、70歳まで掛金を拠出して節税メリットを受けることが可能になります。ただし、これには条件があります。

条件: 公的年金の「老齢基礎年金」を受け取っていないこと

つまり、「70歳までiDeCoに加入したいなら、基礎年金は繰り下げなければならない」ということです(厚生年金は受け取ってもOK)。

退職金や貯蓄の一部をiDeCoに回して所得控除を受けつつ運用する場合、基礎年金の受給戦略とセットで考える必要が出てきます。まだiDeCoを始めていない50代・60代の方も、「60歳までに加入しておけば、将来70歳まで延長できる権利を持てる」ということは覚えておいて損はありません。

まとめ:大切なのは

「手取り」と「ライフプラン」

公的年金の繰り下げは、確かに強力な老後資金対策ですが、以下の視点を持つことが大切です。

  1. 手取り額で考える: 税金・社会保険料を引いた後の金額をシミュレーションする。

  2. 医療・介護への影響: 負担割合が変わる境界線を意識する。

  3. 夫婦全体で考える: 加給年金や遺族年金も含めて最適解を探す。

  4. iDeCoとの兼ね合い: 制度改正を見据えて受給開始時期を決める。

「とにかく繰り下げればお得」と単純に決めつけず、ご自身の健康状態や資産状況に合わせて、ベストなタイミングを選んでいきましょう。