円安、金高。 | ひろひあいのブログ

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円がいつの間にか、157円/ドルまで下がっている。

金は13000円/ドルだ。

金高はうれしいのだが、円に換えても、安い通貨の円ではそんなに嬉しくない。

金が円換算で、4~5年前の2倍なのも、3割くらいは円安のおかげである。安い通貨の円で、2倍になってもあんまり嬉しくない。

円が何故安いか、例えば大規模金融緩和のせいである。円を増やし、円の相対価値下げた。アホである、自国通貨の価値を人為的に下げるのは国家の価値を下げるのと一緒だ。アホとしか言い様がない。今更、止めたと言っても遅い、通貨はもう市場に出ているのである。

日銀も自縄自縛である。円の価値を上げるためには、市場から円を吸い上げなければならない。そのためには、例えば、国債を売り市場から円を吸い上げなければならない。ところが、国債を売ると価格が下がり、国債利回り、金利が上がる。金利が上がるのは、現在の日銀は良しとするかも知れないが程度問題である。大規模にはやれないだろう。円市場関係者はそれを見透かしているから、円売りはおさまらず、円安が続く。

海外の関係者は、手元に円が入れば、この先安くなりそうだと分かっているので、即、円を売る。これも円安要因だ。

そもそも、約600兆円の国債が日銀にある。600兆円の国債を買って、円を出したのだ。これが無くならないと円安は止まらないのかも知れない。日銀に600兆円の国債があるのは大規模金融緩和のせいだが、市中銀行を介してとは言え、国債を引き受けたのが間違いの始まりではなかったのか?

アベ・・・もう止めよう。

ともあれ、円安は続く。どこまで、続くのか分からないが、例えば、日銀の約600兆円の国債が100兆円くらいになるまでだろう。(大規模金融緩和前の日銀の国債の量)つまり、事実上永遠である。

物を持っておくことをお勧めする。円で資産を形成するのは、無駄な努力になるだろう。1%の金利が付いたところで、その分円安で減損する。

ま、予測だから間違ってるかも知れませんが。

あ、金買えって訳でもありません。買えるなら買うのも良いですが、今の金価格は相当高いです。たくさん買うと、大損するかも知れません。値崩れは常にあり得ます。もう、金はリスクを負える人で無いと買えません。

こんなところです。