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   今日は天気が良く、昼過ぎの日向は寒くはなく風も弱かったので、以前から気になっていたフラワー
スタンドのペンキ塗りをしようと思い、庭に出して汚れを落とそうと拭いてみた。すると今迄の色に少し艶が
出て、褪せた色が深みのある色に変わった。鞣し皮のバッグを使っている内に飴色っぽくなるとか、白木の
柱が何年か経つと薄茶色に変化する様な、良い感じになったのだった。古い家やお寺の板敷きが長い年月
の間に趣、艶のある色に変化する事を連想させた。新しい色のペンキに塗り替えようと思い準備したのだった
がこのままでも良いかな、と思った。
   昔の人は古くからある物を手入れをしながら大切に使っていた。そしてそれが長い年月を経て趣の有る
物になった。どんな物でも新しく綺麗な方が良い、と言う考え丈ではその様な趣の有る物は残らないのだろう。
古い物を大切にする心を忘れないようにしようと思った。
   結局フラワースタンドは汚れを落とし、少し深みを増した色のままで元の場所に戻した。いつの日か家の
一部として外観に溶け込んでしまう事を期待して・・・、それもまた良しと思った。