「意識」をつくったのは「私」ではないから | 意識デザイン


ちょっと連載っぽく書き綴っていた話は、
その後はこちらのブログには転載していないけれど、
よかったらメルマガのバックナンバーをご覧ください。

■身体の進化について



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今回は、もうひとつのメルマガの記事を転載させていただきます。

「私」というのは「他者の産物」だ──という話です。


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「意識」をつくったのは「私」ではないから
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世の中には、たくさんの困ったことがあります。

身体のこと、仕事やお金のこと、人間関係……。
争い、差別、人と人が憎しみあうこと……。

それら数多の苦しみは、つまるところ、
みんなが「私」という幻想にしがみついているところに原因があります。

というわけで、ぼくは
「私」という幻想から目覚めることをお奨めしています。



ぼく自身は、仏教を出発点にしています。

ただ仏教じたいは、当初個人の悟りや覚醒をめざしていたのですが、
やがて一部の人たちは大乗仏教へと傾いていきました。

はじめのうち、悟りや覚醒をめざす修行者たちは、
幻想のゲームから身を離すために、
出家という形で社会生活から離れました。

でも、大昔のインドといっても、
もはや人は社会から完全に自由でいることはできなかったのです。

けっきょくのところ、食べ物を得るためには
人々のお布施に頼らざるをえない。

でも、お布施をする側としては、
自分たちだって生きていくに精いっぱいだから、
何かのメリットがなければ、
好き好んでお布施なんかしません。

だからぶっちゃけ、修行者たちは、
人々のお布施をいただいて修行することによって、
修行者ひとりではなく、みんなが幻想を卒業できるようにしましょう
──つまり、みんなが恩恵を得る「大きな乗り物」ということで、
大乗仏教になっていったわけです。



ぼくは、このあたりの構造に、
「道」の真実が映し出されていると思います。

「私」ひとりで、「私」を卒業することはむずかしいんです。

必然的に「みんな」が絡んでくる。



なぜか?



「私」という意識をつくったのは、「私」ではないからです。





イリノイ州立大学だったか、ミシガン州立大学だったか、
アメリカのある大学で社会心理学の実験が行われました。

わざと学生に不愉快な思いをさせて、
そこで怒る人と、怒らない人──いったい何がその違いを生み出したのか?

人種、性別、体格、成績、親の年収……、
いろいろなファクターごとに検証をしたけれど、
いちばん大きなファクターは「どこで生まれ、育ったか」の
違いだったのだそうです。

結論から言うと、南部の人は「名誉を重んじる」傾向が強く、
プライドが傷つけられると、すぐに怒る人が少なくないそうです。

そういえば、北国の人は辛抱強いとか、
○○地方の人はセコいとか、
南の島の人たちは怠け者とか、
……幾分偏見も交じってはいるだろうけれど、
やっぱり地域ごとの傾向ってあると言われますよね。



感情というのは、「自分」の
もっとも純粋な気持ちのように思えるけれど、
じつは幼少期からの周囲の人との関係で
パターンづけされた結果なんだそうです。



ものの考え方だってそうですよね。

ぼくたちは「自由」だとか「平等」について、
それが当たり前だったり、よいことのように思っているけれど、
いまから500年前には、そんなことを考える人は
ひとりもいなかったわけです。



つまり、自分の考えとか、気持ちというのは、
じつは「自分」のものではなく、
「社会」によって形成されたものなんです。





わかりやすそうな例をいくつか出したけれど、
そうやって見てみると、「私」とか「自分」だと思っているものは、
すべて他人との関係性において形成されたものだ
ということがわかるはずです。

だから、「私」を卒業しようとする道は、
どこかで必ず「他人」あるいは「世の中」と絡んでくるんです。

以前に、宮沢賢治の
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」
という言葉や、イエス・キリストの
「われわれは世にいるが、世のものではない」
という言葉を紹介しましたが、
そのあたりに繋がっていくこととなります。



   ◇       ◇       ◇



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東京ではゴールデンウイークに突入。
30日(火)も休日になるので、
この日、フリートークとワークの日にしたいと思います。

当日おいでいただいた方に合わせたお話と質疑応答、
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ワークでは、ぼくのイチオシであるブリージングと、
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