小池龍之介さんの「解脱失敗」懺悔に思う | 意識デザイン


小池龍之介さんについては深く存じ上げているわけではないけれど、
東京大学を卒業し、独自の活動をすることにより僧籍をはく奪されたお坊さんとして、
それなりに有名な方だと思う。

2018年秋頃から「解脱寸前」と公言し、お寺を出て路上生活をしながら
瞑想修行をしていたそうだ。

その小池さんが、著作版元の編集長宛に電話で、
「自分がもうすぐ解脱できるというのは妄想だった」
と連絡をしてきたという。


■『サンガ-samgha』ブログ
 「解脱失敗とその懺悔――小池龍之介さんからの電話」
 


要旨はつぎのとおり──

「旅に出たものの、野宿を続けて、
過酷な状況に追い込まれていくなかで、
ほぼ消滅していると思っていた
自分の弱さや辛さに直面することになりました。

最初の頃は、その困難な状況を観察していられたのですが、
瞑想ができないと、
悲しみがたくさん出てくるような状態になってしまいました。
瞑想ができないので、その悲しみの中に埋没してしまい、
大粒の涙がポロポロと落ちることもありました。

このような苦しみを経験するにつれて、
旅に出る前は90%ぐらいにまで修行が進んでいると思い、
『もうすぐ解脱をする』と伝えてしまったのですが、
自分が置かれている境地が、
自分で認識していたよりも
ずっと低いんだということが実によく分かりました」



「佐藤さん(版元の編集長)と初めて会ったとき、
修行の完成度が28点ぐらいだとしたら、
実際、現在はまだ30点ぐらいだということが分かりました。

それほどゆっくりとしてしか進んでいないのに、
旅に出る直前は90点ぐらいに到達していると思い込んでいました。

そのような誇大な表現は大きな罪であり、
みなさんに深く懺悔したいと思います」



「これからは人に偉そうに何かを教えたり、
本を書いたりすることはせずに生きていこうと思ってます」

「とりえあえずの結論としては、私は還俗し、
仏教のお坊さんであるということそのものをやめようと思いました。

瞑想指導者であるとか、お坊さんであるとかいうことをやめて、
一人の人間として、しっかり瞑想をしながら、生きていこうと思っています」



ちなみにブログ末尾に、期間限定で本人の肉声による直接の「懺悔」が
YouTube公開されているURLも記載されている。







誤解のないように一言お断りをしておくと、
ぼく自身は人さまのことをアレコレ論評するつもりはない。

ただ、道を歩む者として心に留めおくべきことを
記しておきたい。



まずはじめに、小池さんの態度は立派だと思う。

第一に、自分が信じるとおり、すべてを捨てて
本気でその道を全うしようとなさったこと。

修行体育会系のぼくとしては、
頭だけ、口だけの輩ははじめから論外だし。



そして、そのうえで自分がその境地に至っていないことを
正直に告白されていること。

たぶん、少なからぬ「先生」は自分が大した境地に達してもいないのに、
エラソーなことを語っちゃってる。
当人の言動を見れば、そこにおのずから境地は滲み出ちゃうのに。

でも、小池さんは「エラソー」なフリをせずに、
正直にご自分の境地を告白されている。







そのうえで、あえて申し上げたい。

もちろん「小池さんに」ではなく、「自分自身に」
そして「道を歩む仲間たちに」。



まず第一に、道にはたしかに道標のようなものはあるけれど、
「あと数年」とか「90%」といった数字に換算できるものではないということ。

数字を扱うときには、1単位(あるいは全体)が何を表すのか定義しておかないといけない。
でも、その定義は、あくまでも夢の中の定義に過ぎないから。
「あと数年」とか「90%」ということじたいが、夢なんだ。

ぼくたち「マーヤー(幻影)」という名の夢を見ているだけだから、
夢の中にいるかぎりいつそれが醒めるかは解らないし、
醒めるときには一瞬でそれが起こる。

「解脱」というのはたしかに道標というかゴールなんだけど、
そもそも「成功」とか「失敗」という意識じたいが
「マーヤー(幻影)」の産物なんだ。

解るかな?



そして、いま「ゴール」と書いたけれど、
ほんとうはどうやら「ゴール」というのもある種の「マーヤー(幻影)」なんだ。

悟りを開いた人が異口同音に語っているのは、
「人ははじめから悟っている」ということ。

そして「悟後の修行」といって、悟りを開いた後も変わらずに修行をつづける。

修行というのは悟りを開くためにするものではなく、
自分にとって最善の人生の送り方として、
そのようなライフスタイルを選択するということだ。

そのうえで「解脱」というのはちゃんとあるみたいだから、
居心地の良いところで留まっているのは望ましくないんだけど。



また、悟りを開いた偉い人だけが「先生」になるのではない。

それぞれがそれぞれの仕方で神を、あるいは仏を生きているだけだ。

だから、ある意味では「先生などいない」とも言えるし、
逆にいえば「すべての人が先生」でもある。

つねに自分の生きざまを、自分なりのやり方で
縁のある人たちと分かち合っていく──それしかないんじゃないかな。





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チベットタントラの根幹
■「チャンダリーの火」入門
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ぼく自身が、いまメインで取り組んでいるワークを新規公開します。

⇒ よかったら、こちらをご覧ください。





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■『宇宙人のハナシ』
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先月から来月にかけて、月例お話会トーク&ワークにて
『宇宙人のハナシ』をやっています。

宇宙人とかいうと、荒唐無稽の話、あるいは
たとえそれが事実であったとしても、
自分とは関係のない話だと思う人も少なくないでしょう。

でも、宇宙人に関するチャネリング情報というのは、
一種の神話なんです。

それが事実かどうかは即座には確かめられないけれど、
世界各地で似たような情報が流布され、
そして多くの人がなぜだかそれに心揺さぶられる……。
神話って、そういうものですよね。

前編では、リサ・ロイヤルさんのチャネリング情報が中心だったけれど、
バーバラ・マシーニアックさん、トム・ケニオンさん、
ダリル・アンカさんといった複数のチャネラーさんが
似たような情報を受け取っている。

あるいは、人類の未来を描いたたくさんの映画に共通するモチーフ
(「黒服の男たち」「核戦争後、地下で暮らす人たち」
「未来からやってきた人との交流」等々)とも重なっている
──やっぱりそこには何かがあるんです。

古代のシャーマンたちが神との交流によって
神話の元となる情報を受け取ったのと同じように、
現代のチャネラーや映画作家たちは
共通する「何か」を受け取っているのです。

その「何か」を読み解く──それがトーク&ワーク
『宇宙人のハナシ』の趣旨です。

これはぼくの個人的な知見ではないので、
動画にしたものを公開する予定はありません。
そのとき、その場に来てくださった方とだけ
シェアをするお話会となります。

ご遠方の方には恐縮ですが、ご関心があって、
直接おいでになれる方はぜひいらしてください。


<東京> 『宇宙人のハナシ(後編)』
■3月24日(日)13:00-17:00

■3月26日(火)13:00-17:00


<名古屋> 『宇宙人のハナシ(前編)』
■4月14日(日)13:00-17:00


<ひたちなか> 『宇宙人のハナシ(後編)』
■4月23日(火)13:00-17:00


⇒ お問合せ、お申込みはこちらから





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■動画レクチャー
 『スピリチュアルな生き方のヒント──
  3大テーマ(からだ、お金、人間関係)を中心に』
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誰にとっても人生はラクではありません。
なかでも、からだ(健康、外見、死)、お金、人間関係は、人生の3大テーマ。
ほとんどの人は、そのどこかに課題をもっています。

今回のワークショップのなかでも説明をしていますが、
もしあなたが人生の設計者だとしたら、
チャレンジの要素がゼロの人生を設計するでしょうか?
人生に何らかの意味を求めるのであれば、ラクでなくて当たり前なんです。



3大テーマについては、いつもみんなが考え、
そして取り組んできたテーマだから、
いろんな情報や意見はあるでしょうが、
ここでは「スピリチュアル」という観点から、
それらをどのように考えたらいいか、
そしてどのようにして取り組んでいったらいいか
──お話と具体的なテクニック、そしてワークをご提供します。



「スピリチュアル」というのは、ごく単純に言うと、
死んだ後、霊魂とか何か残るものがあるんじゃないか、という立場です。

だとしたら、生きているあいだだけ幸せというような生き方をしても意味がありません。

たとえば、健康や見た目の美しさとか、お金とか、人間関係や社会的地位などは、
たぶん死後の世界に持っていくことはできないでしょう。

では、生きているうちに行ったことで、
死んだ後にまで意味や価値を持ちつづけるものは何でしょうか?

ワークショップの中では順番に説明をしますが、
結論から言うと「愛」と「叡智」に関する経験値を積むこと以外には考えられません。

そんなようなお話と、それからじっさいにスピリチュアルな観点から
幸せになるための具体的技法をご紹介します。

ひとつひとつ、それだけを取りあげて有料で伝授するくらいの価値があるはずです^^


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■【クンダリニー +(プラス)】総集編
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今日の本文に書いたこととも関係するけれど、
「精神的な気づき」のようなものだけでは
真の境地に至るのはむずかしいと思います。

やっぱりワークが必要なんです。

ぼくのところでは、『チャンダリーの火 入門』の予備ステップとして
【クンダリニー +(プラス)】というワークをやってきました。

『チャンダリーの火 入門』に際して必須という訳ではありませんが、
ある程度のクンダリニーヨーガの系統の素養があるとスムースです。

このたび、【クンダリニー +(プラス)】の最終回を終え、
動画に収めたものを「Vol.3」として公開します。

「Vol.3」は総集編的な位置づけにて、
前2回でお伝えした内容を体系立てて整理しながら、
いくつかのワークを追加でご紹介をしました。

3月31日まで、早期割引として50%offにてご提供をしますので、
ご関心のある方は、ぜひこの機会に視聴をしていただけると幸いです。

さらに、今回は特別に、これまで「Vol.1」「Vol.2」をご購入しそびれてしまった方に、3,240円のみの追加でシリーズ全巻セットで
ご覧いただけるようにさせていただきます。


⇒ ★詳しい説明と、お申込みはこちらからお願いします。





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■罪悪感と処罰恐怖の除去
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「罪と罰」などと言うと、何だかドストエフスキーの小説みたいですが、
ぼくたちが本来の可能性を開いて自由に生きていくのをじゃまする
もっとも大きな制約だと言っていいでしょう。

この思いには恐怖が絡んでいます。

意識の深いところに刷り込まれちゃっているから、
顕在意識だけではずすことはむずかしいと思います。

以前にやった『オメガ(卑屈)ファクターの除去』もそうでしたが、
今回のテーマについても、催眠とエネルギワークをあわせてアプローチをします。

3月末までの期間限定です。


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エネルギーワーク 【罪悪感と処罰恐怖の除去】 
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■施術期間: 2019年3月31日(日)まで

■対面/遠隔 いずれも承ります。

■料金: 12,000円

■オプション: ショートチャネリング(約20分)4,000円

⇒ こちらよりお申込みください。



 

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■4月末日までの期間限定
 『人間関係に関するタロットリーディング』
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恋愛、結婚、親子親戚、ご近所さん、仕事、友人……、
人間関係はむずかしいものです。

三大テーマなどといったりしますが、
「健康」や「お金」と違って、「人間関係」は特定の相手があることだから、
自分ひとりの努力だとか、あるいは一般的な論理が
通用しない部分が大きいのです。

タロットカードとチャネリングを併用して、
ご相談承ります。


【人間関係に関するタロットリーディング】
■期間: 本日~4月30日(月=祝)
■金額: (16,000円のところ)12,000円/約1時間
■方法: 対面/遠隔 いずれも承ります。

⇒ ※お申込み、お問合せは、こちらからお願いします。




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