ぼくがやっている定番のワークショップに『スピリチュアル・カウンセラー養成コース』というのがある。
目玉はチャネリングの修得なんだけど、練習をしていると面白いことに気がつく。
──参加者によって得意なテーマというのがある、ということ。
たとえば、恋愛問題に関するチャネリングをするととたんにスイッチが入る人、お金に関するチャネリングに味わい深いコメントをする人、霊的な問題について深く響くメッセージを告げる人……。
そうしたチャネリングを拝聴していると、その人がそのテーマについてどれくらい関心とボキャブラリーを持っているかが大きく作用している、ということに気がつく。
以前、波動測定をするグループに関わったことがある。
波動測定は一応機械を使うんだけれど、じっさいにはオペレーターが媒体となるので、オペレーター次第で測定値が変わってくる。
おもしろいのは波動測定をしている医師たちで、たとえば眼科のドクターなら眼に関すること、婦人科のドクターなら婦人科領域に関することといった具合に、それぞれの専門分野についてはとくに細分化して測定値を出す傾向がみられた。
これも同じようなことが働いているのだろう。
ずばりチャネリングの決め手は、対象に対する関心とボキャブラリーの多寡によるといってよい。
そして、関心とボキャブラリーは、その対象をどれくらい愛しているか、そしてそれについてどれくらい深く知りたいかという好奇心の強さの結果だ。
ぼくはチャネリングを生業(なりわい)にしている訳だけれど、それもひとえに「人間」のことが好きで、「人間のやること」に興味を持っているということに支えられている。
じつは、「愛する」だけで必要なことが起こる。【こちらをクリックしてくれるとうれしいです! → 人気blogランキング】