2点補正の検討 その3 | 趣味で受験する司法試験予備試験からの司法試験受験、中小企業診断士試験その他各種資格検定試験

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旧司法試験(論文6回不合格)や中小企業診断士試験(2次不合格5回)、過去に合格した行政書士、社労士・日商簿記1級、基本情報・応用情報技術者、第14回紛争解決手続代理業務試験、司法試験予備試験(H29R1,3,4論文不合格R2口述不合格R5合格)、R6受験する司法試験の話など

次に、

科目の特性が存在するものとして、

科目別の集計表を作成し、

そのうえで、

TAC1点以下割合から実際全体1点以下割合を

近似曲線から算出しますが、

近似曲線による予想は、精度が低く、

それだけでは、相当高い確率で

1点以下30%要件を満たすかどうかの判断に失敗します。

(昨年書いたその詳しい内容は

参考 近似曲線からの予測について

にありますが、細かい話をしてますのでご注意願います)
 
例えば、
昨年R2の近似曲線からの全体1点以下割合の予測結果は、
 
労一 32.7%(実際40.2%)
社一 33.2%(31.1%)
健保 31.2%(30.1%)
国年 20.6%(24.2%)
 
となり、
社一と健保はほぼ的確に実際値が算出されたと言えましたが、
国年はやや実際値とは離れ、
労一に至っては、絶対に2点補正が入るはずであるにもかかわらず、
数値だけを見れば、社一よりも2点補正されない可能性があるという結果となっていました。
 
その点に留意しつつ、
社一と国年についてTAC1点以下割合降順にして今年R3のデータをはめ込んだ上で、
まずは、近似曲線から返された数値を入れてみます。
既にこの時点で、
社一・国年共に1点以下30%要件を満たす可能性は厳しく感じられることになりますが、
 
次に、考慮要素の一つである
ユーキャンデータを見てみますと、
 
労一の1点補正の検討でこのユーキャンデータの考慮を忘れていましたので
当該記事に追記するのではなく。
別に追加記事として明日あたりに書きます。
1点補正の可能性については変化しませんが。
(逆にマイナス要素も浮上したためです))
 
ユーキャン動画では、
社一はユーキャン平均が3.0と高かったため
検討の対象から外されてしまったようですが、
1点以下は14%であり、
対して国年19%ですから、
それだけを見ると、
国年の2点補正確率は60%程度になるのに対し、
社一の2点補正可能性はほぼ消滅することにもなりそうです。
 
しかし、
昨年R2に、
ユーキャン分布の1点以下で(概ね)
社一18%
健保26%
で、
実受験者データでは社一31.1%健保30.1%だったのですから、
これは、「ユーキャンデータの特異性」が現れたとも考えられます。
 
そこで、
TACデータからの、
全体平均点の予測値に戻ると、
次のようになりますので、
 
国年は、
TAC3.2→ユーキャン2.4→実全体2.1
社一は、
TAC3.4→ユーキャン3.0→実全体2.2
となると予想されます。
 
こうしてみると、
序盤のデータでは、国年は社一を圧倒しているように見えましたが、
上記の近似曲線からの試算値も、
分散法試算による全体平均点の予測値も、
国年と社一とでは、
さほど変わらないようにも思えてきます。
 
ですが、
まだまだ考慮要素は残っています
 
それは、明日のその4以降で書きたいと思います。
 
(今回は、予告してはおきましたが、
本当に長くなると思いますので、
ご容赦のほどよろしくお願いいたします)