2023年の手帳が出まーす!

今年の10月から使えます。

 

今回は【まえがき】初公開です。

 

幸せがずっと続く村の「幸せの3ヵ条」

 

 

幸せがずっと続く村の「幸せの3ヵ条」

 

アフリカのタンザニアの、

ある村には「幸せの3ヵ条」なるものがあります。

それは

「家がある」

「年収は1000万円」とか、

ではないのです!

 

 

「幸せの3ヵ条」。

1つめが「1日に3食のご飯が食べられる」

 

2つめが「ただいまと言ったら、おかえりと言ってくれる人がいる」

これは、家族じゃなくていいそうです。近所のおばさんでもOK。

 

3つめが「抱きしめられたら温かいと感じられる心がある」

 

先日知り合ったショーゲン(上田祥玄)さんは、

「ティンガティンガ」というアフリカのペンキアートを学びたいと、

この村を初めて訪ねた際に、

「この3つがあなたの中にあるんだったら、村においで」と言われたとか。

 

実は、この村こそ、

そこに住む人たちの幸せがずっと続いている村だったのです。

 

ショーゲンさんが同居させてもらうことになった家には、

ザイちゃんという3歳の女の子がいました。

ある日、ザイちゃんはお父さんに「流れ星をつかまえに行きたい」と言いました。

 

もし、あなたが3歳の子から流れ星をつかまえに行きたいと言われたら、どうしますか?

その村の大人たちは、全員が行くんだとか。

その日も、1時間半くらい探して帰ってきました。

その翌日も今度はザイちゃんのお父さんが40代の男友達2人と、

子どもに流れ星を見せてやらないといけないと、探しに行こうとしていました。

 

ショーゲンさんは、さすがにもう止めようと「流れ星なんてつかまえられるわけがない」と伝えたら、

「ショーゲン、お前は、流れ星をつかまえに行ったことがあるから、そう言ってるのか?」と言われた。

 

「行ったことがない」と言ったら、

「行ったことのないやつに言われたくない。お前にはロマンとか夢はないのか?」

と真面目な顔で言われたそうです。

 

 

さらに

 

「ショーゲンは、いつも無駄を省いて、効率良く生きようとしているけれど、

無駄とか、しょうもないことの中に、幸せっていうのがあるのに、

もったいないなあ。

効率よく考えるのであれば、生まれてすぐ死ねばいい。

人はいかに無駄な時間を楽しむのかっていうテーマで生きてるんだよ。

お前の心のゆとりはどこにあるんだ? 

絵を一生懸命描く、それはいいこと。でも、心にゆとりがないといけない。

お前の幸せはいったいどこにいったんだ?」

と言われたとか。

 

また、ある日は、ザイちゃんにこんなことを言われた。

 

「ショーゲンは肌と肌が触れ合うことがあたたかいっていうことがわかっていて、

言葉を私に言ってる?ショーゲンの言葉には、体温が乗っかってないから私には伝わらない。

お母さんから抱きしめられたことがないの? 私が抱きしめてあげるね」

 

そしてザイちゃんが近寄って来てギューっと抱きしめてくれた。

この村では、言葉は相手を抱きしめるようにして話すものだと言うのです(中略)

 

 

ちなみに、この村では、寝る前に子どもに必ずこう聞くそうです。

 

「今日1日の中で、どれだけの小さな幸せを見つけられた?」

 

素敵な村ですよね。この村の村長さんが、村人たちにそういう教育をされているわけなんですが、

村長さんは、自分のおじいちゃんから教わったことを伝えているそうです。

じゃあ、そのおじいちゃんは誰からこんな素敵なことを教わったのかというと、

なんと、この感性を日本人から学んだというのです。

 

かつての日本人は、呼吸ひとつにさえ喜びを感じていたのだと。

 

実は、江戸時代や明治(時代初期)の頃の日本人は、幸せを生きる天才だったのです。

 

この当時の日本人は、海外の人たちから口々に

「日本人は幸せで満足している」「上機嫌な様子がゆきわたっている」

「顔がいきいきしている」と評されているのです。

黒船でやってきたアメリカのペリー艦長しかり、イギリスのオズボーン艦長も

「不機嫌そうな顔には一つとて出会わなかった」と言っています。

 

かつて、日本人の生活は貧しかったにもかかわらず、

なんでこんなにも上機嫌でハッピーに人生を楽しんでいたのか?

丁寧に暮らし、日常の小さなハッピーに、大きな喜びを見出し、

味わう感性があったからです。

今でいう「マインドフルネス」です。

 

一杯のお茶で、どこまで心を整えられるかを茶道という道にし、

一輪のお花を華道に、字を書くという行為を書道にと

様々な「日常」を心を整える「道」にしてきたニッポンの文化。

実際、マインドフルネスの提唱者であるマサチューセッツ大学医学部の

ジョン・カバット・ジン博士は、

「日本人は少なくとも1000年間、マインドフルネスを文化として育み生活してきた」と語っています。

 

元々、ニッポンは「ごきげん道(ドー)」を極めた上機嫌大国

マインドフルネス王国だったのです。

 

とはいえ、現代はその感性が失われつつあるのは確かです。

そこで変身です!

その幸せの感性を1年かけて思い出してもらうための手帳が、

この、「幸せがずっと続く手帳」なのです。

 

古き良きニッポン人の幸せの感性を思い出し、現代にアップグレードさせていくシン・ニッポン人に、

今こそ、変身する時なんです。あなたらしい自分に変身するときです。

 

実は、幸せになるのは、そう難しいことではないのです。

冒頭のアフリカの村が教えてくれたように、年収1千万円とか、何かを得る必要がないからです。

 

幸せはなるものではなく、気づくもの。

幸せは、“いま、ここ”で味わうものだからです。

 

というわけで、作家のひすいこたろうと申します。

人はどう考えたら幸せになれるのかという「ものの見方」をテーマに研究し、

これまで50冊を超える著書を書いてきましたが、

その中でも、2023年は、シン・ニッポン人に変身するために、

幸せがずっと続く4つの習慣をあなたに提案したいと思っています。

 

幸せがずっと続くための4つの習慣で

シン・ニッポン人にへ〜んしん! 

①  1日3分ただ呼吸を見守る「ただいま呼吸のススメ」

②  ごはんを丁寧に味わう「マインドフルごはんのススメ」

③  小さな幸せを見つける(My Happyのススメ

④  誰かの小さな笑顔を作る(Your Happyのススメ

 

では1つ1つ解説しますね。

と、この手帳は始まります。

 

「しあわせがずっと続く手帳」(廣済堂出版)

お守りを作るつもりで作った手帳です。ぜひ使ってほしいな。

今年の10月から使えます。

9月17日一般書店で発売予定。

Amazonさんは9月22日頃かな。

 

 

読書のすすめさんでは

先行発売もスタートします。

こちらは一足先に9月10日に入荷します。

 

 

ぜひお手にとっていただけるとめちゃめちゃ嬉しいです。

 

 

1年間よろしくね。

 

ひすいこたろうでした。

WE ARE THE FUTURE

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