毎月、2回スペシャルレクチャーを
配信させてもらってる
ひすいのオンラインサロン「ひすいユニバ」
10月15日号は、
ちこ料理人の登場です!



幸せとは、
美味しいごはんを食べること
食べ方は生き方。


今回のひすいのオンラインサロン「ひすいユニバ」のスペシャルゲストは大阪楠葉のお食事「ゆにわ」の、ちこ料理人。
ゆにわは僕の大好きなレストランのひとつで、ゆにわさんを舞台とした食のドキュメンタリー映画「美味しいごはん」に少しだけ関わらせてもらった時に書かせてもらったのがこちら。
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 「みんなが自分らしく幸せに生きていける社会があるとしたら、そこではみんなどんなものの見方をしてるのか?」


そんなことを僕は一生のテーマに掲げて研究しているのですが、そのなかで避けて通れないのが「食」だと感じています。


食べ方こそ、生き方だからです。
 
 

永平寺で修行された禅僧の星覚さんに一度、禅寺に連れていってもらったことがあります。
そのときの禅寺の食事に僕は感動しました。

 
まず、自分のご飯を少しとりわけて、係りの人にわたすのです。
皆から少しずつ集められたご飯は庭にいる小鳥たちのエサになります。
「わかちあう」という考え方が毎日の食事の作法に入っているのです。
 

そして、禅寺での食事は、
最後は、器にお湯を入れて器をきれいにしながら味わいます。つまり、食べ終わったときに、同時に器を洗い終わってる状態になるのです。
終わりは、次の始まりなのです。
そしてひとつ口に入れるたびに、箸を箸置きに置きしっかり味わいます。



食事のたびに、
わかちあう心、
後始末を自分ですること、
終わりは始まりであること、
丁寧に味わうこと、
人生で大切なことがご飯を食べるたびに
何度もインストールされていくわけです。
 
 
丁寧に食べたら、それだけで人は幸せになれる。
ましてや好きな人と一緒に美味しいごはんを食べたら、そこに幸福の99%があるのではないかと思ったんです。


そこで、映画製作のときに僕らが掲げたテーマが、
「幸せとは、おいしいご飯をたべること」

 
 
ゆにわのちこ料理人はこのプロジェクトの取材中にこう言ってました。



 
「ていねいに、ていねいに、やるのが幸せ。
 なんでもていねいにやったら、幸せになれる」

 


「食材のエネルギーを高めるには、どれだけ見てあげたかに尽きます」

 


「お米の光りを感じられるようになったら、言葉にも、場にも、人にも光りを感じられる」



まさに食べ方は生き方。


食べるということを見直すことが、
「皆が幸せを生きる社会を実現する」ために
もっとも近道なことだと思いますし食こそコミュニティ時代の中心軸だと感じています。
 
今回はゆにわさんのちこ料理人をお迎えして、ひすいが聞いてみたかったことをたっぷり聞かせてもらいました。特にお水と茶葉の出会いの瞬間の話が、あまりにロマンティックでハートにひびきました。

「食べ方は生き方そのものです。
 食べ方を見たら、生き方が分かります。
 生き方を変えるのは、ちょっと大変です。
 どこから手をつければよいのか、
 何をすればいいのかが分かりにくいからです。
 だから、食べ方を変えればいいのです。
 こっちはカンタンで、しかも楽しい」
 料理人ちこ 

 
 今回のインタビューでは、
18歳まで、ごはん(お米)が大嫌いだったというちこさんが、ごはんを大好きになるきっかけを語ってくれています。
 ちこさんは、ごはんが嫌いだったので、カレーライスもルーが9割で、家でもおかずばかり食べて、お寿司もネタだけ食べたいといつも思っていたとか(笑)
 
そんなある日、彼女が通っていた塾の先生がおにぎりをつくってくれました。中には、何も入ってないおにぎり。
一口たべると、感動のあまり声がでなかったそうです。
涙がでるほどおいしかったといいます。
その日にあったイヤなことを全部忘れてしまうほどだったそう。先生はちこさんにこう言われたとか。
 
「人間は、お水、お塩、お米だけで、ここまで幸せになれるんだよ。
 ほかに、いったい何が必要かね?」
 
「こんなおにぎりを、私も作れるようになりたい……」
 
ここから、料理人ちこさんの旅が始まりました。
 
 
「おにぎりは右手と左手を合わせてにぎります。
それは陰と陽が交わるということ(“光”が発生するということ)です。
心が調和した人が『おにぎり』をにぎれば、
食べる人の心に“光”が満たされていくのです」
 
 
「感謝して食べたら、命に変わる。考えて食べたら我(エゴ)に変わる」
 
 
「お米は気持ちを込めるほど、応えてくれる」
 
 
「料理の原点は、命を祝福すること」
 
 
「目標は、食べた人に、子どものような笑顔になってもらうこと」
 
 
「技術より大切なことは、
 素材を信じて、信じて、信じ抜いて、
 待って、待って、待ち続けることです」
 
 
 
「料理とは(食材の)命に(人間が)心を込めて、
(人間)の命に変わる“光”を引き出すこと」
 
 
「何を作るか…ではなく、誰のために作るか…が大切」
 
 
「調理台は“意識”を表し、冷蔵庫は“無意識”を表す」
 
 
「修行とは、疲れるものではなく、元気になるものです」
 

ぜひちこさんのお話を丁寧に味わっていただけたらと思います。
ちこさんの本もぜひ読んでみてくださいね。

●書籍
「美味しいごはん」(サンマーク)

●映画
「美味しいごはん」ぜひ見てみてね。


●お食事ゆにわ

●ひすいユニバ
ひすいユニバでは、今度、みんなで一緒にゆにわさんに食べに行こう企画もやります。
一緒に行こーーー!^_^
ひすいこたろうでした。

Universe Thank you

▲▲▲アリガ島▲▲▲

 


ていねいに味わったら、

僕らは、今日から幸せになれるんです。

まずはごはんから始めよう。