「覚悟がすべてである」

シェークスピアの『ハムレット』に出てくるセリフです。

今回は、覚悟の磨き方をお伝えします。

 

知人の今井孝さんは起業して以来、

10年以上セミナーの主催を仕事にしています。

セミナーの集客って並大抵のことじゃないんです。

 

今井さんも最初の3年はやっぱり苦しかったそうです。

講師のためにも満員にして迎えたい。

でも、それはほんとうに大変なこと。

しかも、満員という目標をかかげ、がんばって満員にしても、

ほっとできるのは一瞬だけ。

またすぐ翌日から、次のセミナーの集客の不安に覆われる。

 

集客に追われる毎日で、最初の数年は、

心が休まる日は年に数日しかなかったそう。

でも、あるとき、苦しい原因がわかったのだとか。

 

満員にするという、

目標の設定に原因があったことに。

 

満員にするという目標では、満員になるか、

ならないかがいつも問われることになり、毎日胃が痛む思いをする。

しかし、「目標」に対する決意を、

「満員になるまで行動し続ける!」と

「行動」を続けるという決意に変えたのだそう。

つまり途中でやめないということを決意したのです。

「あり方」を決めたわけです。

すると数字から解放されて、

気持ちが楽になり行動の数が増えて、

どんどん楽しく集客できるようになっていったそうです。

 

現在、今井さんは集客ができるようになる人材を育てる活動もしていますが、

「やり方」はそんなに教えないそうです。

というのは、やり方をいくら教えても、ちょっとでも困難がくると、

すぐにくじけてしまう人が多かったから。

だから、今井さんは「やり方」ではなく、決意ができるようになる「心のあり方」を伝えるようにした。すると、皆が、どんどんあきらめずに集客できるようになっていったのだとか。

 

では、どう決意するのか?

 

今井さんは言います。

「自分の決意は、本気じゃなかったって、まず気づくことです。

例えば、自分の子供が不治の病になり、寄付金を集めて治療しないと死んじゃうとなったら、『いやーー。寄付金集めるの大変で。なかなか集まらないんですよね』、なんて居酒屋でグチったり絶対にしませんよね? 

そんな暇があったら、駆けずり回るはず。

それが本気ということです。

それが本気のレベルです。

このレベルで決意したら、たいていのことはみんなできます。

『集客のやり方がわかりません』という方は多いんですが、

その人たちには、こう聞き返します。

『200名集めなかったら、家族が殺されるとしたらどうしますか?』

みんな、『それならなんとかします!』って言います。

それが本気の決意です。

それが本気の覚悟です。

やり方うんぬんで文句いってるうちはまだ本気じゃない」

 

たとえば、集客の例でいえば、

広告やインターネットで告知するよりも、

もっと確実なのは、直接電話することだそうです。

電話すれば5人に一人くらい来てくれるのだとか。

つまり、500人に直接電話すれば100人くらいは来てくれるのです。

でも、「500人に電話なんてとてもムリ!」と思いますよね。

でも、2ヶ月前から準備すれば

1日10本電話かけるだけで600名に電話できます。

 

「まず、満員になるまで本気で行動し続けるって決めるんです。

決めたら、たくさんやることを考えます。

考えたら、それを毎日ちょとづつやればいいんです」

 

決意しないから、逆に何をするにも大変だって思ってしまうのだそう。

 

本当の意味での決意をしたら、

間違いなく人は変われるのです。

 

 

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……というわけで3秒セラピー

 

「覚悟がすべてである」

byシェークスピア

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これは

今井さんにだいぶ前に取材した内容。

久しぶりに読んでもまた響いたなーー。

 

ひすいこたろうでした。  

Universe Thank you  

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