「僕たちと一緒に行こう。

 僕たちはどこまでだって行ける、

 切符を持っているんだ」

 

 

「真の幸福に至れるのであれば、

 それまでの悲しみは、

 エピソードに過ぎない」

 

 

「宇宙は絶えずわれらによって変化する

 誰が誰よりどうだとか

 誰の仕事がどうしたとか

 そんなことを言つているひまがあるか」

 

 

「もうけつしてさびしくはない

 なんべんさびしくないと云つたとこで

 またさびしくなるのはきまつてゐる

 けれどもここはこれでいいのだ

 すべてさびしさと悲傷とを焚いて

 ひとはとうめいな軌道をすすむ」

 

 

「あらゆることを

 自分を勘定に入れずに」

 

 

「新たな時代は

 世界が一の意識になり

 生物と成る方向にある」

 

 

「正しく強く生きるとは

 銀河系を自らの中に意識して

 これに応じて行くことである」

 

 

これは、岩手の産んだ偉大な作家、宮沢賢治の言葉です。

 

 

そんな宮沢賢治の代表作

『銀河鉄道の夜』

 

「僕はどうしてもっと愉快になれないんだろう。

 どうしてこんなにひとりさびしいのだろう」

そんな孤独で空想好きで、すぐ顔が赤くなる少年、ジョバンニが主人公。

 

 

作品の中に

「そうだ。今晩は銀河のお祭りだねえ」

というセリフがでてきます。

 

 

『銀河鉄道の夜』は「銀河のお祭り」の日に起きた出来事を描いた作品です。

 

 

では「銀河のお祭り」とはいつなのか?

 

作品の中には明記されていませんが、

実は、天文学の知識があると

それがいつなのか

特定できるようになっているのだとか。

 

その謎を紐解いたのは、サイエンス作家であり、理学博士の竹内薫先生です。

 

「夜の11時に、はくちょう座を出発した銀河鉄道は、

 明け方の3時に、みなみじゅうじ座に着く」

 

ここから星座早見表で検証すると、

 

宮沢賢治が

 

銀河鉄道の夜、銀河のお祭りを

いつに設定したのか紐解けるのだそうです。

 

竹内先生は言います。

 

「科学の素養も深かった賢治の作品には、

 科学的に検証することで初めてわかるような『仕掛け』が満載なのである」

 

宮沢賢治は『銀河鉄道の夜』を描くのに7年の歳月をかけています。

情熱を注ぎ込み仕掛けも満載なのです。

 

 

 

『銀河鉄道の夜』

 

銀河のお祭りの日

主人公ジョバンニはこう語る。

 

 

「みんなの幸いのためならば僕のからだなんか

 百ぺん灼(や)いてもかまわない」

 

そして、こう言うんです。

 

 

「けれどほんとうのさいわい(幸い)は一体なんだろう?」

 

 

 

ほんとうの幸せって一体なんだろう?

 

 

そこにジョバンニが思いを寄せた

「銀河のお祭り」の日は、一体いつに宮沢賢治は設定したと思いますか?

 

 

明日です。

 

 

いよいよ、明日は、銀河のお祭りの日なんです。

 

 

ほんとうの幸せってなにか?

そこを問うことから、お祭りは始まるんだ。

 

いよいよ銀河のお祭り

明日

coming soon!

 

 

 

ひすいこたろうでした。 

Universe Thank you 

▲▲▲アリガ島▲▲▲

 

 

 

追伸

 

銀河のお祭りの日に、僕がいま一番聞いてほしい

龍馬の話はこちら。(第44回の「未来はいつも面白い」)

https://itunes.apple.com/jp/podcast/doripurajio/id1104314040?l=en

ポッドキャストで11位まであがってきてるようです。

 

よければ聞いてみてくださいな。