結婚して20年。

 

20年前にはなかった肌のシミや白髪を相手に見つける。

 

 

日本語には

「歳を重ねる」

という美しい言葉がある。

 

20年、

歳を重ねてくると、

相手のシミや白髪がいとおしく思えてくるなんて

20年前には想像できなかったよ。

 

その肌のシミに

「がんばったな。これまでありがとな」

って伝えてあげたい気持ちだ。

 

 

カミさんのシミや白髪をいとおしく見れる。

この見方で、

僕は世界を見たいと思ってる。

 

 

たとえ、どんなに嫌な人だって、

その両親は、その人をいとおしく見てるはずだし、

その両親の視線で、

僕もその人を見たい。

どんなに嫌に見えるそのひとだって

そうなっていく背景があったはずだしね。

 

 

目の前のひとの両親の視線を想像してみたら、

その人が子供だった頃を想像してみたら、

目の前のひとに、

いまより少し優しくなれると思うんだ。

 

 

 

オノヨーコがジョンレノンと出会ったのは33歳。

(ジョンレノンは当時26歳)

 

ジョンレノンは、オノヨーコにずっとこう言っていたそう。

 

「ヨーコが40か50歳になったときが

楽しみだな」

 

 

ジョンは

「歳を重ねるたびに教養や気品がにじみ出る女性に魅力を感じる」

とずっと言っていたそう。

 

ジョンレノンがそういう態度で接してくれていたので

オノヨーコさんは70歳になるまで

歳をとることに関しては、

不安や恐れを一度も感じたことがなかったそう。

 

しかし、70歳を迎えた時は、

歳を初めて意識したそう。

 

こんなふうに意識したそうです。

 

 

「ここまで生きながらえたことに対して

 誇りみたいなものを感じたのです。

 白髪を見つけても私と一緒に苦労したのだな、

 と思うとなんだかいとおしい」

 

 

 

 

 

歳をとるのではなく

歳を重ねよう。

 

 

追伸

 

ジョンレノンはオノヨーコによくこう言っていたそうです。

 

 

「ヨーコはまだちょっと若すぎるけど、

 まあ、いいか」

 

 

ジョン・レノンとオノ・ヨーコ(1970年1月22日、デンマーク)。 / KEYSTONE-FRANCE VIA GETTY IMAGES

 

 

ひすいこたろうでした。

Universe Thank you

▲▲▲アリガ島▲▲▲

 

 

 

出典

 

「今あなたに知ってもらいたいこと」オノ・ヨーコ

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行間から、愛が伝わってくる1冊。

いつもカバンに入れておいて

コーヒータイムに2ページ読むだけでも優しい気持ちになれます。