全3回でお届け予定の

「A happy new year男!その2」です。

 

 

今回は

A happy new year男の原点のひとつ

「まいどハッピー」の話です。

 

ここから読む方は、

まずはその1からお読みくださいね。

http://ameblo.jp/hisuikotarou/entry-12269750555.html

 

 

 

会話の6割が「ハッピー」という単語でしめる

ミスターハッピー。

こういちマンモス(こーちゃん)こと川島孝一。

 

こーちゃんは、20代の頃は、

長野で60代のおじいちゃんたちに囲まれて農業をしていた。

 

そんな、こーちゃんが

NPO法人Make the Heaven(以下メイクと略します)

の「農業スタッフ募集」を知り、

面接に行ったのが

2005年の頃。

 

その面接の場で、

当時、NPO法人の代表をしていたてんつくマンが

「これからの農業のビジョンをまとめてみてほしい」

と、こーちゃんに宿題を出した。

 

で、1ヶ月の時間をかけて、

こーちゃんはこれからの農業のビジョンをまとめあげた。

 

そして代表のてんつくマンにプレゼンの日。

こーちゃんは、自らのビジョンを記した、

絵本のように大きな画用紙を取り出して、

てんつくマンに見せた。

 

 

 

画用紙にはバーンとこう書かれていた。

 

 

「LOVE&PEACE」

 

 

「……」

 

農業のビジョンがラブ&ピース?

ん!?

 

てんつくマンは、これからはどんな農法でやるといいのか、

自然農法なのかアイガモ農法なのか、など具体的なビジョンを期待していた。

当然、LOVE&PEACEとでかでか書かれた画用紙には

そのあとに具体的な提案が続くと思っていたが

ページをめくると、

白紙だった。

 

 

実は、こうちゃんは

そもそも「ビジョン」の意味が

わからなかったんだそうです(笑)。

 

こ、こ、こーちゃんって……

 

 

採用か不採用かはおって連絡。

 

こーちゃんは一応、てんつくマンの連絡先を聞いたそうです。

しかし、てんつくマンは、当時、携帯携帯をもってなかったそうで、

連絡先は聞けずじまいでした。

 

しかし、あとで、わかるのですが、

このとき、てんつくマンは携帯電話をもっていたのです。

こーちゃんから電話がかかってくるのが面倒だったんでしょうね。

それはそうです。

1ヶ月かけて出した宿題の答えが、

「ラブ&ピース」

あとの具体案は一切なしですからね(笑)

こんな彼に付き合うのは時間の無駄だと思ったのでしょう。

 

 

しかし、てんつくマンの出した結論は

 

「採用!」

 

でした。

 

 

てんつくマンの先見の明、すごいですよね。

 

 

LOVE&PEACE

たったこの一言だけで採用なんて普通の会社ならありえないことでしょう。

でも、採用はするけど、携帯は教えない。

そんなてんつくマンが大好きです(笑)

 

ちなみに、てんつくマンは他のスタッフに

この日の面接のことをこう言ったそうです。

 

「すっごいピュアなやつがきたよ」

 

 

 

それから3年、こーちゃんはメイクで農業にかかわります。

当時のこーちゃんを知るスタッフたちにも話を聞きましたが、

「おとなしい感じ」

「印象がない」

「慎重派」

と口々にいいます。

いまとはまったく違ったようです。

 

 

そんなおとなしかった彼が変わるきっかけになるのが、

 

日本一周ハッピー大作戦

「まいどハッピー」

です。

 

当時、NPO法人メイクザヘブン(通称メイク)は

小豆島で「げんきのたね夢楽(むら)」という村をつくり

心が折れそうになった人たちに癒しの場を提供していた。

 

こーちゃんは学生の頃、ジムのインストラクターでアルバイトをしていたから、

踊ることには抵抗がなかった。だから、

お客さんを迎えるときに、ウルフルズの「まいどハッピー」をかけて、

歓迎の踊りで出迎えるようにしてみたのだとか。

 

すると、驚いて固まってしまう人がいた。

一瞬、気を悪くしたのだと思ったら違った。

すごくうれしかったのだといいます。

 

「わたしひとりのために踊ってくれてありがとう」

そう涙を流して喜んでくれた人まででてきた。

 

自分ができることをしただけで、

こんなにも喜んでくれる人がいる。

 

自分ができるほんのちょっとしたことで

ハッピーが生まれる。

 

 

それは全身にイナズマが走るような気づきだった。

大きなことをしなくても、

自分のできることで、

こんなにも喜んでもらえるんだ。

 

こーちゃんはこのときひらめいた。

 

「そうだ!!!

 こんなに喜んでもらえるなら、

 ここだけで踊るのではなく、

 日本中で踊ったら、みんなハッピーになる!」

 

 

さらに、それだけじゃなくて、

 

普段言えない「ありがとう」の気持ちや「愛してる」の気持ちを

踊りを通して伝えるプロジェクトにしたらどうだろうと、ひらめいた。

 

プロジェクト名も決まった。

 

日本一周ハッピー大作戦

「まいどハッピー」だ。

 

まいどハッピー大作戦の全貌は、

まず、普段言えない「ありがとう」の気持ちや「愛してる」の気持ちを大切な人に伝えたい依頼者を募集します。

依頼者がでたら、そこにかけつけ、踊りを教え、

依頼者が「ありがとう」を伝えたい大切な人のところにサプライズで乗り込みます。

そして、伝えたい相手の前で、みんなで踊って盛り上げて

最後に、普段いえない気持ちを依頼者が伝える場をつくります。

 

 

当時メイクは20人のスタッフがいました。

新しいプロジェクトに関しては、

全員が賛成したらできるというルールがありました。

 

こーちゃんは、早速、このプロジェクト

「まいどハッピー」を提案した。

 

 

しかし、

全員が反対だった。

誰も「いいね」と言ってくれなかった。

 

 

移動手段は電車なのか?車なのか?

いくら必要なのか?

日本全国まわる資金はどうやってつくるのか?

そもそも、この企画をやりたいと手をあげてくれる依頼者はいるのか?

次々と、このプロジェクトに対する疑問が

スタッフからでた。

 

全員が反対と書きましたが、

実は、このプロジェクトに、

ひとりだけ賛成してくれた人がいて、

それが代表のてんつくマンだった。

 

とはいえ20人全員が賛成しないと新しいプロジェクトはできないというルールはルール。

 

こーちゃんは、

企画書をつくり、3ヶ月かけて、このプロジェクトをやっぱりやりたいんだとスタッフ20人にひとりひとり話していった。

 

こーちゃんには、あきらめない理由があった。

 

神奈川の平塚農業高校を出た、こーちゃん。

その高校は3年間クラス替えがなく、女子が多く、男子が少ないので必然的に、クラスの男子とはみんな友達になるそう。

 

その友達の一人が高校卒業後、自殺をした。

 

「なんでみじかな友達を救えなかったんだろう。

 なんで会いにいかなかったんだろう。

 なんで電話しなかったんだろう」

 

そんな自分が悔しかったといいます。

 

いま伝えられる思いがある。

ならば、その気持ちは、

いま伝える必要がある。

そう痛感した。

 

大切な人に普段言えない気持ちを伝える。

 

その思いから生まれたのが、このプロジェクトです。

 

でも、それだけじゃダメだ。

まじめすぎる。

 

てんつくマンから教わったことは、

 

まじめなことほど

面白くやる。

大事なことほど

楽しみながらやる。

 

 

踊りを通して

まいどハッピーを伝えるんだ。

ハッピをきて、アフロをかぶって

思い切りみんなで楽しみながら。

 

今度は全員が賛成してくれた。

 

日本一周ハッピー大作戦

「まいどハッピー」

 

あとはどうやって車を手にいれ

お金を集めるか、です。

 

こーちゃんは

「1週間で一口1万円のスポンサーを100人集めます」

と宣言した。

 

 

こーちゃんはスポンサーを募るために

小豆島のげんきのたね夢楽(むら)に

一度でも来てくれた方に

メールと電話をひたすら1週間かけました。

 

しかし、

「1週間で100人集めます」

と宣言したものの最後の7日の時点で43人。

 

あと57人足りていません。

 

6日かけてようやくスポインサーになってくれたのは43人。

しかし、6日で集めた人数のそれ以上の57人を

残り1日で集めなければいけない状況です。

 

こーちゃんは追い込まれた。

しかし、こーちゃんは

集める自信があったといいます。

 

 

「あきらめませんよ。

 根拠のない自信しかなかったです。

 大切な人に『ありがとう』と伝える。

 この企画は絶対にうまくいくって思っていました。

 だって、みんなのハッピーにつながりますから」

 

 

「自分だけがハッピーになる企画だったら、

 僕もここまで自信はもてなかった。

 しかし、これは誰かと一緒に喜び合いたい、

 誰かと一緒にハッピーになりたいって思いが

 すごくあったから、うまくいかないわけがないって

 根拠のない自信がありました」

 

 

最終日7日目。

夜中の23時30分。

残り30分のカウントダウンの中、奇跡は起きます。

 

最後の最後、

こーちゃんに賛同すると多くの方が協力に名乗りをあげてくれて、

目標の100人を超えて

108人のスポンサーができたのです。

これで、108万円の資金ができた。

 

これにて、こーちゃん自身による

初プロジェクト

 

日本一周ハッピー大作戦

「まいどハッピー」

はGOとなりました。

 

 

 

あとは、車をどうやって手配するかでした。

こーちゃんは、当時テレビ番組でやっていた『あいのり』みたいに

10人のりのワゴン車を夢みていた。

10人のりなら、依頼者のほかに、応援したいという人も乗せることができる。

しかし、それで日本一周するので

レンタカーで行くとなると、すごくお金がかかるのも事実。

とはいえ、10人乗りをあきらめたくない。

 

その思いを知った、さとみねーやんという方が

車屋さんの藤本さんを紹介してくれた。

藤本さんは「探してみるね」と言ってくれた。

 

 

10日後連絡があった。

 

「こうちゃんが探している車見つからなかったんだ。ごめんね」

 

 

こーちゃんは、ほんとはワゴンの最高車、

ハイエースのグランドキャビンが一番の願いで、

実は、密かに絵にまで描いていた。

 

 

頭ではムリだとわかってはいても、

心は「ムリじゃない」と言っている。

だって、

これはみんながハッピーになる企画だから。

 

藤本さんの言葉には続きがありました。

 

「車見つからなかったんだ。

 ごめんね。

 でも、僕が車買ったから使って」

 

え!?

藤本さんが買った?

 

そう言って見せてくれた車が

密かに絵に描いていた

ハイエースのグランドキャビンでした。

 

 

それがこの車です。

 

 

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というわけで……3秒セラピー。

 

「みんなのハッピーにつながる!」

その想いに1ミリもブレがないとき

奇跡はアッサリ起きる。

 

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日本一周ハッピー大作戦

「まいどハッピー」

 

こんな感じでやっていたそうです。

当時の貴重な写真です。

 

 

 

 

 

あなたの大切な人にその思いを

いま伝えませんか?

 

後悔しないように。

 

誰に、どんな想いで、どんな気持ちを伝えたいか、

依頼者にしっかり話を聞き、

気持ちをひとつにして、

依頼者が気持ちを伝えたい大切な人のところにサプライズで突入するんだそうです。ハッピとアフロをかぶって。

で、踊ったあとに、

思いを伝える。

 

 

子供がお父さん、お母さんに日頃の感謝を伝えたいとか、

入院中の友達や結婚式、

別れたご主人が元妻のお義父さんに感謝の気持ちを伝えたいとか

100件以上の依頼があり、

こーちゃん、にっくん、ももちゃんとスタッフ3人で

夢のハイエースで日本中をかけめぐったそうです。

 

 

自分のできるやり方で、

必ず笑顔や希望を増やすことができる。

 

こーちゃんは自身の体験から悟るのです。

 

 

 

 

まいどハッピーの映像も残っています。

 

https://www.youtube.com/watch?v=nV4VaABVewM

 

 

 

 

さーて、その2はこの辺で。

まだまだ書きたいことはいっぱいありますが、

グンと凝縮してその3を次に書きますね。
 

いよいよ

次は

こーちゃん世界一過酷なレースに挑戦編に入ります。

 

(あーーー。こんな時間になってしまった。続きは新潟出張から戻る月曜日の夜になるかなー)

 

ひとまず、その3の予告写真だけ

 

 

 

そしてお知らせ。

5月3日大阪を皮切りに全国で彼らのドキュメンタリー映画

「LIFE TREASURE 」の上映会&トークライブがスタート。

 

こーちゃんのブログに、映画上映全国スケジュールがのっています。

http://koichimanmosu.com/

 

こーちゃんこと、

こういちマンモス(川島孝一)のフェイスブックはこちら。

https://www.facebook.com/manmosu.koichi

 

 

こーちゃんと監督のマサオに会いにいくといいよ。

一緒にいるだけで

心が日本晴れになるから。

合言葉は

「A happy new year!」

そしてハイタッチね(笑)

 

 

 

追伸

 

まいどハッピー。

義理のお父さんへ伝えたかった想いもここでみれます。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Q0TRf1fl5E0

 

 

ではその3に続きます。

http://ameblo.jp/hisuikotarou/entry-12270840459.html

 

ひすいこたろうでした。

Universe Thank you

▲▲▲アリガ島▲▲▲