「なぜジョブズは黒いタートルネックしか

着なかったのか?

〜真の幸せを生きるためのマイルール28〜」

 

おかげさまで大好評で、

書店さん用のこんなパネルができあがりました。

わーい。

 

すごい方たちのコメント、

ほんと、うれしく、ありがたい。

 

この本のまえがきも、下記にコピーしちゃいますね。

ジョブズが黒いタートルネックしか着なかった理由は下記です。

 

 

 

まえがき。

ルール=自分だけの美学。

何が自分にとって真の幸せなのかがわかったときに、自分だけの美学が生まれる。

 

あなたはなんのために働いているのでしょうか?

お金のためでしょうか、生活のためでしょうか。 

 

アップル(Apple)の創業者・スティーブ・ジョブズ。

彼は、お金のために仕事をしていたわけではありません。

 

だから、一度離れていたアップルに復帰を果たしたとき、

彼が会社に要求した年棒は、

1ドルでした!

年間、約100円の給料です。

毎月1円玉8枚、約8円のお給料です(笑)。

 

では、ジョブズはなんのために働いていたのか?

それは、「世界に衝撃を与えるため」です。

 

最初の「マッキントッシュ」というパソコンが完成したとき、

ジョブズはペンを取り出し、チームメンバーにサインを書くよう求めました。

46名のそのサインは、すべてのマッキントッシュの内側に彫り込まれました。

ジョブズの思いはこうです。

「アーティストは作品に署名を入れるんだ」

 

ジョブズにとって、仕事とはお金を稼ぐための手段ではありませんでした。

仕事とは、チームのメンバーとともに

「世界に衝撃を与えること」

そのために生み出したものは、

彼にとって、すべて「作品」だったのです。

 

パソコンの内部にある部品が取り付けられた基盤は、外からは見えない。

しかし、目に見えないところにまで、基盤の美しさを求めたジョブズ。

「中を見る者などいないから意味がない」と、

ジョブズに反論したエンジニアもいましたが、ジョブズの答えはこうでした。

「できるかぎり美しくあってほしい。

箱の中に入っていても、だ」

 

世界に衝撃を与えることが生きる目的だったジョブズは、こうも言っています。

「私はアップルの経営をうまくやるために仕事をしているわけではない。

最高のコンピューターをつくるために仕事をしているのだ」

 

最高のコンピューターをつくることこそ、

ジョブズの人生の「最優先事項」(トップ・プライオリティー)でした。

そのために、ジョブズは、毎日、黒いタートルネックを着ていたんです。

 

毎日、黒いタートルネックに、リーバイスのジーンズ、ニューバランスのスニーカー。

 

 

もう、毎日その格好です。

なぜなら、彼の生きる目的は「世界に衝撃を与えること」だから。

そのために、ジョブズは、人生から、「服装を考える時間」を削除したのです。

そんな時間があるなら、世界に衝撃を与えることに回す、というわけです。

 

ジョブズには、決めなければならない大切なことが山ほどありました。

その時間を生み出すために、自分にとってそれほど重要ではないものを省いていったのです。

ジョブズの場合、毎日の服装を考えて決める時間とエネルギーを自動化することで、その時間とエネルギーを世界に衝撃を与えることに回したのです。

自分にとって、何が一番大切なのかが見えていれば、何がなくてもいいのかはすぐにわかります。

 

 

実は、ジョズズが毎日着ていた黒いタートルネックは、日本のブランド「ISSEY MIYAKE」でした。

ジョブズの体のサイズを細部にわたりはかって、肩や両腕の長さの調整を施したスペシャルオーダー。最初のオーダー数は50枚とも100枚とも言われていますから、毎日、黒いタートルネックを着ていても、同じものをたくさん持っていたわけです。

 

なんで「ISSEI MIYAKE」だったのか?
ジョブズが日本のソニーの工場を訪問したときに、従業員が「ISSEY MIYAKE」デザインのジャケットを着ているのを見て、ユニフォームこそ会社と従業員をつなぐものだと思ったのだそうです。そして、アップルにもそれが必要と考え、自社用にデザインを依頼したのがきっかけ。結局、アップルでユニフォームが採用されることはなかったのですが、自身のユニフォームとして採用したのです。

 

ルールとは美学。

何が自分にとっての真の幸せで、何を一番大切にしたいのかが明確になったときに生まれる自分だけの美学。

 

一番大事なものを一番大事にするためのルールなんです。

一番大事なものを一番大事にする。

それを「幸せ」と言います。

一番大事にしたいものを一番大事にできたら、

人生から「後悔」という文字は消え去ります。

 

 

アメリカのディーパック・チョプラ医学博士によると、

人は1日に6万回もアレコレぼんやりと考えごとをしてるそう。

その証拠に今から1分、何も考えないでみてください。

はい、もう、その間にアレコレ考えていましたよね?

 

僕らは無意識に1日6万回も、過去を悔やみ、未来をアレコレ心配しているのです。

1時間に2500回もどうでもいいことを考えている。

しかもその9割は昨日と同じことだそうです。

凡人と天才の違いは、実はここにあるのです。

 

天才は、自分がどう生きたいのか、

何をとして生きたいのかが明確に決まっているのです。

だから、いつも、そこに意識の焦点を合わせることができる。

 

こう考えてみてください。僕らは、1日6万本の意識の矢を持っていると。

凡人は、その6万本の矢をどうでもいいところに放っている。

一方、天才と言われている人たちは、その6万本の矢の多くを、自分が目指す場所へ放っている。その違いだけなのです。

 

 

では問います。

「あなたにとって、

 真の幸せとはなんでしょう?」

 

もし、この問いにすぐに答えられないとしたら、

一度、人生をしっかり見つめ直す必要があります。

行き先を決めないことには電車のチケットすら買えないのです。

ならば行きたいところに行けるはずがない。

「流れ星に願い事を言うと叶う」と言われているのは、その一瞬に願い事を言えるということは、願いがいつも意識の真ん中にあるからです。

 

ルールとは、真の幸せを実現するために生み出された、自分だけの美学(発見)。

ルールがあれば、「何をやらないか」も自ずと明確になります。

ルールがあれば、決して迷わないのです。

 

この本は、「一流の人」「すごい人」「面白い人」たちの「美学」(マイルール)をまとめた本です。

 

人生の達人たちのマイルールを参考にして、自分の真の幸せを見出してください。そして、それを実現するために、何を最優先事項にして生きればいいのかを、この機会にぜひ見つめ直してほしいと思うのです。

すべては、最高に人生を愉しむために!

 

各話の最後には、マイルールから導き出された「問い(ミッション)」をあなたに投げかけています。

ただ、読むだけではなく、ひとつひとつの問いに向き合っていただくことで、本を読み終わる頃には、あなたの人生に、達人たちの発見がインストールされるという仕掛けです。

 

そして、本のラストでは、

あなたのオリジナルのマイルールを書き出していただきます。

そう、この本は、あなたの真の幸せを明確にし、

あなただけの美学(マイルール)をつくる本です。

 

執筆は、天才コピーライターであり、作家のひすいこたろう、僕と、滝本洋平。

滝本洋平は、エディターとして数々のベストセラーを世に送り出し、野外フェス「旅祭」のオーガナイズもする、幾多もの達人たちとの交流が深い、我が同志です。

今回、ふたりであなたのハートをノックアウトすべく、タッグを組ませてもらいました。

 

では始まります。


 

 

ザ・ミッション。

ジョブズは世界に衝撃を与えるために、

毎朝、服のコーディネートを考える時間をやめました。

では、あなたは何をやめますか? ここに書き出してみよう。

あなたの人生で、あってもなくてもいいものをやめるのです。

美学とは、「何をしないか」という禁止事項を持つことです。

 

 

ひすいこたろう

滝本洋平

 

「なぜジョブズは、黒いタートルネックしか着なかったのか?」

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4902256754/nicecopy-22

3刷分がまもなく書店でまた並び始めるので、

ぜひ手にとってみていただけるとありがたいです。

 

このブログもシエアいただけるとうれしいな^^

 

 

 

 

 

 

他人のルールは自分を縛るが、

自分のルールは自分を解放する。

 

マイルールを持とう。

一番大事なものを、一番大事にするために。

 

マイルールを持とう。

迷うことなく、自分の人生を邁進するために。

 

マイルールを持とう。

人生最後の日に、「わたしの人生最高だった」って胸をはれるように。

 

ではではまたね^^