失敗が難しいってことがある。
例えばカツ丼だ。
いままでいろんなお店でカツ丼を食べたけど
『ここのカツ丼ってクソ、マズイなー』と
思ったことが一度もない。
プリンも似たところがある。
『ここのプリン、劇的にマズい!』
と感じたことはかって一度もない。
カツ丼もプリンも、
むしろマズく作るほうが難しい。才能がいる(笑)。
逆にラーメンなんかは当たり外れがすごく大きい。
これを人生に置き換えると
むしろ失敗するほうが難しいという
分野ってあるんだ。
僕にとっては
それが本だ。
僕は根暗な男だったので
どう考えれば心が明るくなるのか
幸せになれるのか
ずっと悩んできた。
だからこそ、
『こう考えるといい』
という、ものの見方に関しては
何時間でも話せるくらい詳しくなれた。
そして、
仕事としては
コピーライターをやってきたから
書くことはずっとやってきた。
だから書くことは僕の得意分野だ。
つまりこういう図式になる。
『悩んできたこと』×『時間をかけたこと』
=『プリン』
どうすれば心が明るくなるかを
書いて伝えること。
それこそ
僕にとってのプリンだ。
失敗するほうがむしろ難しい分野ってわけです。
僕は初対面の人との会話が苦手だから
人生で一度も合コン
と呼ばれるものにでたことはない。
もしいま出たとしても
僕を知らない人たちの前では
全くモテないことだろう。
僕というキャラを全く活かせない分野だからだ。
君にとってのカツ丼はなにか?
君にとってのプリンはなにか?
そのヒントは
何に悩んできたかにあるんです。
つまりね
悩みがない人が素晴らしいじやなくて
悩みをいっぱい抱えてる人こそ
未来にたくさんの可能性を秘めてるってことなんです。
『悩み』=『未来の可能性』です。
ひすい塾をやらせてもらって
たくさんのみんなの悩みと向き合ってきた。
でも、悩むことそのものこそギフトなんだってだんだん腹に落ちてきている最近なんだ。
だからね、
一応、真剣に悩みは聞くし、こう考えるといいんじやないかとアドバイスもするけど
心の中では
『おめでとう!』
って言ってるんだ(笑)
そこから芽がでるねって。
100年後
僕らは永遠に悩みのない世界に
もれなく行ける。
誰しもそれは100パーセント約束されている。
そこは墓場だけどね。
生きるとは
悩みと遊ぶことなんだ。
ヴィヴィアン・グリーンの言葉を
最後に君に贈ろう。
「人生とは、嵐が去るのを待つ場所ではなく、
雨の中でもダンスを楽しむことを学ぶ場所である」