『底辺漫画家 超ヤバ実話』 | ヒロクマ屋・読書部

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『底辺漫画家 超ヤバ実話』

近藤 令 (著)

 

 

 

 

Youtubeで、著者のインタビューを観た。

 

父親がフィリピンで日本のフィリピンパブにダンサーを送るブローカーをしていた漫画家のお話。

 

 

破天荒な人生に興味を持ち、本を購入した。

 

漫画かと思ったが、漫画ではなく、文字が並ぶ本だった。

 

著者の人生を綴る。

 

 

めちゃくちゃな人生だけど、

 

生まれ変わってももう一度自分をやりたい

 

という著書の言葉にほっこりした。

 

 

 

あっという間に、気軽に読める本。

 

 

今度は著書の漫画を読もうと思う。

 

ココ・ロングバケーション全2巻

 

 

 

 

 

 

フィリピンパブ生まれ、親父は人買いブローカー

ちばてつや賞2回受賞!累計年収2億円超え!
なのに落ちぶれ、カネ借りまくり、結婚しまくり、喧嘩しまくり
月収14万円の底辺漫画家53歳

超ヤバ実話4コマ漫画描き下ろし10本も掲載!

狂い始めたら、もう止まらない!?
稼いだカネを湯水のごとく使い倒し、援助交際、浮気のクセがおさまることなく、挙句の果てには借金まみれで、フィリピン女性のヒモ生活。
人生の底を知り尽くす、底辺漫画家、ココにあり!

あなたは、出稼ぎフィリピン女性にお金を借りたことがありますか?涙が出ますよ、嬉し涙じゃなくて、悔し涙ですけどね。(作者より)抱腹絶倒!艱難辛苦!空腹卒倒!四面楚歌!ホントにあった漫画家のハナシ。

この本を書いているときに、You Tube で取材を受けました。その世界で絶大な人気を誇っていて、登録者数も200万人を越えているチャンネルです。
インタビュアーでチャンネルを運営する彼は、たぶん、ぼくより20歳ぐらい年下だと思います。しかも、元犯罪者とかアウトローとか有名人とか、百戦錬磨を相手に話を聞いているから、負けちゃいられないと思い、質問に必死になって赤裸々に答えていると、
「いや〜自分勝手ですねぇ〜」
「ろくでなしの人生ですね」
「お子さんが、かわいそうって思わないんですか?」
いや、初対面ですよ、彼と。
それなのに、「ちなみに〜」という枕詞のあとに、とんでもない質問や感想を浴びせかけてくるんですよ。でも、それで気付きました。他人から見たら、ぼくの人生ってめちゃくちゃなんだろうなって。この本を書いているときは、「こんな平凡な話でいいのかな」と心配だったんですが。
でもまぁ、こんな人間でも何とか自分の好きなことを続けていますよ、と。
人生の底まで落ちても、這い上がることもあるかもしれないよ、と。
漫画家 近藤 令

 

目次

第1章 港区から三鷹へ
第2章 漫画家アシスタント時代
第3章 フィリピンへの逃避行
第4章 稼いで遊んだ!パチンコ漫画家時代
第5章 失楽園と漫画家廃業の危機
第6章 親父の羨ましい死に様
最終章 生涯漫画家宣言!

 

著者紹介

近藤令[コンドウレイ]
1970年生まれ。東京都港区東麻布出身。19歳で、漫画家の谷村ひとしのアシスタントに付くが、約1年でクビに。フリーターのような生活を経て、父が暮らすフィリピンへ。帰国後、先輩漫画家の早坂よしゆきの連載を手伝いつつ、再び漫画家として活動を再開。第29回ちばてつや賞ヤング部門優秀新人賞、第32回ちばてつや賞ヤング部門佳作を受賞。パチンコブームの到来により、各雑誌で実録パチンコ漫画作品を手がけ、連載数本を掛け持ちする人気作家に。ブーム終焉と共に、収入が激減。廃業危機を乗り越え、フィリピンで過ごした父親との日々を描いた「ココ・ロング・バケーション」(2021年/講談社)が、モーニング・ショート漫画大賞の矢部太郎賞を受賞。50歳を超えた今も、新作発表に向け、精力的に創作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)