【2016年12月5日 漢方勉強会ノート】
生薬をひとつづつ味わう(30分の5)
乾姜 かんきょう(古方:辛温、中医:大辛大熱)
学名:Zingiber officinale(薬用の生姜属。効きそう!)
ピンイン:gān jiāng
基源:ショウガの根
例:人参湯
胃腸の働きを高めて、食欲不振、胃もたれ、胃痛、下痢などを改善します。冷え性でやせ型、体力のあまりない人に向きます。
出典:Wikipedia ショウガ
乾姜は、ショウガの根を一度蒸して乾かしたもので、身体を温め新陳代謝を活発にする作用を持ち、特に裏に感がある症状に用いられる駆水剤です。
出典:Wikipedia ショウガ
ピロコ的感想:生姜(しょうきょう。ショウガをスライスしたもの。その14をお待ち下さい)と食べ比べる。見た目は乾姜の方が濃い茶色、味はほぼ同じ。乾姜は熱を加えることで、温める力が強いとか。乾姜(火を入れたショウガ)のほうが、胃にやさしい体感があります。
古方(日本漢方)と、中医(中国の湯液の理論)で気味(漢方用語。気は、その生薬が温かいか冷たいか、味は口に入れたときにどんな味がするか)が違うのが興味深いです。
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新潟の洗心薬局にて行われている、漢方の勉強会に参加しました。
食べるのが好きなせいか、感覚派なせいか、
「生薬をひとつづつ口に入れて、味わう」という勉強方法がスッと入りました。
日本漢方の「古方派」で主に使用される生薬30を味見したノートです。
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