ついに「黒子のバスケ」の感想を書くのも最後になりました。
他の地域の方からすれば一週間遅れなのですが―――本当にたくさん感動さてもらいました。
さて、今回は主に「海常VS桐皇」の試合について感想を書いていきます。
ついに「海常VS桐皇」の試合が始まります(24話くらいから書きはじめます)。
海常はエース・黄瀬涼太。桐皇はエース・青峰大輝を筆頭に、試合を進めて行きます。
海常の主将である笠松先輩は、去年の先輩たちとの約束―――桐皇に勝利すること―――を果たすために、気合いの入り方が違いました。
黄瀬もそのことを聞いて「死んでも勝つっスけど」と青峰に宣言。
ここから、「キセキの世代」同士の戦いが始まります。
やはり先制は桐皇。
青峰独特のスタイルでバスケをしていきます。それにはさすがの海常も手こずります。
しかし、笠松先輩やほかの海常メンバーはエースである黄瀬を信じ――最後まで諦めない姿勢でした。
何か秘策があるらしいのですが……それには時間がかかるようです。
海常の秘策―――それは、黄瀬による「青峰のスタイルの完全コピー」です。
黄瀬は青峰にあこがれて中2からバスケを始めました。
その頃はまだ青峰は純粋で――巷でよくいわれる「ピュア峰」――キセキの世代たちと楽しくバスケをしていました。
黄瀬も自分の持っている才能を思う存分発揮して、どんどん成長していきました。
いつか、黄瀬は青峰のようにバスケが上手になり、いずれ彼を倒してみたいと思うようになりました。
しかし、黄瀬の「模倣」には限界があります。
自分の能力以上のものをコピーできないのです。
つまり、「憧れの存在」である以上――青峰を倒すことはできません。
そして――黄瀬は「青峰に憧れることを辞め」ました。
24話の予告で「憧れるのはもうやめる」と言っていたのは、あえて、何だなと思いました。
このセリフって、原作読者の方には非常に人気のようで――黒子のセリフの次に第2位に入ってました。
第24話ではそのシーンの黄瀬の顔がとても辛そうで切ない気持になりました。
そこから黄瀬は、必死に青峰のコピーを始めます。
憧れることを辞めて必死に青峰に食らいつき――第3Q終わりから第4Qにかけて青峰の完全コピーをしました。
黄瀬のコピーの早さに、桃井も青峰も驚きを隠せません。
海常はその流れに乗って、ボールを黄瀬に集めて青峰との「1on1」をしかけます。
完全にコピーすると――青峰を抜き、シュートを次々と決めていきます。
しかし青峰も4ファールをもらいながらも、全力で黄瀬に立ち向かいます。
第25話では、私は感動のあまり泣きました。
今まで、アニメで泣いたことはなかったのですが――黄瀬が本当に良い先輩たちに出会い、黒子との試合でチームプレーの大切さを知り、青峰に憧れることを辞めて越えようとして……本当に感動的な最終回でした。
黄瀬と青峰のシュート合戦は白熱して、試合を見守る観戦も盛り上がっていきます。
しかし、やはり限界は来るもの。
黄瀬は自分以上の能力をもつ青峰のコピーを丸々10分間してきたので、体に限界が来ていました。
それでも黄瀬は、先輩達の信頼に答えるために体力の限界を超えて頑張ります。
残り1分。
最後のエース対決になりました。
黄瀬がボールを持ち、青峰がディフェンスをします。
そこで黄瀬がシュートを決めれば、及第点になりました。
しかし黄瀬は――自分の後ろにいた笠松先輩へパス。
それを読み切っていた青峰は――そのボールをはたきました。
最後、青峰のシュートを黄瀬はなんとか止めようとします。
「俺の力不足で負けた」と言い、決してチームを頼ったからではないと主張する黄瀬。
それは青峰も認め、しかし「俺が勝つ」と言ってシュートを決めました。
結局、桐皇の勝利で終わった試合。
整列する際、黄瀬は足が限界に達し立つこともできなくなりました。
それをただ茫然と見つめる青峰。
普通ならここで「よく頑張ったな」的な感じで手を差し伸べてほしいのですが――青峰はそんなことはしません。
後に「勝者が敗者にかける言葉なんざねーよ」と今吉に言っています。
黄瀬を立たせたのは――主将である笠松先輩。
思ったんですが、自分より身長のある人を脇に手を入れて立たせられるもんなんですかね?
そのまま、笠松先輩の肩を借りて整列する黄瀬。
その時、私は思わず「よかったな黄瀬……」って言って泣きました。
先輩の優しさがすごく心に染みるワンシーンでした。
この試合を見ていた誠凛高校。
冬にもう一度、彼らと闘うと思うと、とても苦しいものになると痛感。
しかし、負けることなど頭にはなくて、ただ勝つために強くなることを決意しました。
試合会場を後にする誠凛。
火神とすれ違ったのは―――「キセキの世代」の一人「紫原敦」でした。
しかし、火神はそんな人だとは知らずスルー。
黒子は、紫原の声を聞いて目を見張り――「挨拶し忘れました」と一言。
誠凛は帰ってから練習をするようですが――ここでまたも、黒子が迷子。さらには火神まで。
火神は、黒子があんな試合を見て熱くならないわけがないと思い――ストバスコートへ足を向けました。
案の定、黒子はストバスコートでシュートの練習をしていました。
「シュートはからっきしだな」とデジャヴな感じの言葉をかける火神。
「なんだか熱くなっちゃいました」と黒子は返し、火神は「なら俺は沸騰しちまうな」と返しました。
青春ですねー。
火神はこれから当たるであろう残りの「キセキの世代」――「紫原敦」と「赤司征十郎」について聞きます。
他の3人の成長ですら読めない彼ら。この二人もどうなっているのか全く分かりません。
二人のシーンがこの時出てきたのですが――むっくん、赤司、どうしたよ!?ってなりましたね。
紫原は控室のところで、一人でまいう棒食べて。
赤司は通称「ぼっち将棋」と呼ばれることをして、にんまり。
……嬉しいやら悲しいやらでよく分からない気持ちになりました。
一番最後は声もなく、向かい合って立っている火神と黒子の間を駆け抜けるようなアングルはとてもよかったと思います。
すごく爽やかで、これから新たな敵へ立ち向かう感じがしました。
さて、今回の感想で「黒子のバスケ」は終了です。
今まで読んでくださっていた方々、ありがとうございました。
次回からは、「秋アニメ」の中から一つか二つ書いていく予定です。
その時もよろしくお願いします。
黒子のバスケは、EDカードも楽しみの一つ。
最後、誠凛高校バスケ部全員でしたね。みんな笑顔ですごくほっこりしました。
そして、ED中の絵は……2期への伏線ですよね?ね?
誠凛のユニフォームが若干変わっていたのもよかったです。あれ、原作って変わってたっけ……?見直してきます。
花宮も出てきましたからね! 2期が楽しみ過ぎてしょうがない!!
それでは、また会う日まで~。