今の若者に「他国に戦争に行く、あるいは他国と戦争をする気はありますか?」と質問すると、ほぼ100%に近い確率で「嫌です」と答えます。
日本人の多くは、尖閣諸島や竹島の問題で、中韓に腹を立てて「政府はもっとしっかりと相手国に主張しろ!」と言うことがあっても、「じゃあ、自分たちが兵隊となって戦場に行ってやる」という人は、ほとんどいません。(もちろん、軍事愛好家や、右の方々の一部を除きますが・・・・)
しかし、国連では、未だに仮想敵国として、「日本」を残しているのです。
前回も書きましたが、国際連合と訳されている組織は、“UNITED NATIONS”・・・・、直訳すると「連合国」なのですから、第二次世界大戦当時、枢軸国として敵であったドイツや日本をそのまま敵として置いておくのも理解できます。
現代の日本人としては、まったく理解できないと思うのですが、そうなのです。
ドイツは、戦後、徹底的にナチスを悪にすることで信用を回復しました。しかし、日本の場合は、どうなのでしょうか?A級戦犯の人を中心に、戦争責任者を叩く風潮もありましたが、あの人達が本当に犯罪者なのでしょうか??
僕個人としても、あの戦争は悲惨なものであったと思いますが、誰かに責任があるとは言いたくありません。そんなことを言い出したら、欧米の植民地支配、コロンブスの新大陸発見の頃まで遡って、誰に責任があるかを追及しなくてはいけないと思うからです。
話を戻します。日本人が、戦前の日本を振り返るのは、軍隊主導の政治を復活したいと思っているわけではなく、昔ながらの日本をあの時点で(1945年で)、断ち切りたくはないと言う感覚だと思うのです。
しかし、世界は、今ではすっかり「国際連合」が国際的地位を得て、まるで国際平和機関だという存在になっています。
国際連合のルールに則らないと、世界では通用しなくなってしまっているのが事実。
すると、日本はドイツがナチスを糾弾するように、戦前を否定しないといけない・・・、風潮が世界に存在してしまっています。
これは、間違いです。でも、世界では「これが間違い」とはほとんど言ってくれません。
だから、安倍総理になって、我々は別に右傾化しているとは思わないのですが、世界からは「右傾化」として報道されてしまうのです。(もちろん、左よりの考え方の存在からは、日本国内の人、機関でも右傾化を危惧していますが・・・)
連合国史観に打ち勝たない限り、日本の未来はありません。
時に謙虚に、時に強硬に、自分たちの主張をしていくしかないのですが、経済政策を主導したいと思っている方々は、世界と穏便につきあって欲しいと思っているのが本音でしょう。
ここに、日本人のジレンマが生まれています。これについては、また次回・・・。