勇気と度胸 桜井誠候補と大谷2佐 | 歴史考察とっきぃの 振り返れば未来

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こんにちは。
歴史家とっきぃです。

都知事選が終わりました。組織票に頼らない小池百合子元防衛相が見事に勝利しましたね。ひとえにネットの普及が勝因として大きかったと思います。増田元岩手県知事を担いだ石原ノビテル大臣や、芸能人の鳥越俊太郎氏を統一候補にした野党連合は大差をつけられて敗北しました。

そんな中、精彩を放っていたのは桜井誠候補です。捨て身で選挙に挑んだ度胸に敬します。
敵地(韓国民団・朝鮮総聯)の大本営の真ん前で演説を打つなど命知らずでやっていました。数年前なら考えられないことです。密かに殺されて秩父の山中に埋められるとか、東京湾に沈められてもおかしくない「闇の現実」があったからです。


白状しますが、とっきぃも「お礼参り」が怖くて日本古代史と近現代史は深入りをさけています。フェイスブックを利用しないのもそのためです。記事で被差別民を否定的に扱うときには、アメブロ当局に「お詫び」を送ったりもしました。それだけ怖いんです
そんな中、桜井誠氏は果敢に日本戦後史のタブーに挑み、多くの票田を獲得しました。素晴らしいと思います。

事の起こりは李明博韓国大統領の日王(天皇)土下座発言とか日本乗っ取り完了発言がネットで拡散されたことです。何度も記事に書いていますが、日本を相手にするときには禁裏筋(皇室)だけには手を触れてはいけないんです。
小泉政権をあれだけ批判した中国の江沢民主席もギリギリのところで皇室には触れていないんです。日本を本気で怒らせたくないからです。おかげで日本の親中派議員の顔も立ち、今に至っています。習近平さんもなんか軍事挑発をやっていますが、国内向けデモンストレーションに過ぎません。日本海と東シナ海が介在する限り、中国は日本には勝てないんです。それがわからない中共ではありません。ちゃんと計算して動いているはずです。
それが隣国韓国では竹島上陸で興が乗ったのか、前述の発言をやってしまいました。おかげで韓流ブームはいっぺんに吹き飛び、コリアタウンで有名な東京の新大久保は斜陽がすさまじいです。在日韓国人特有の「通名」も昨年(平成15年)から変更不可になり、戦後の数々の在日特権が白日にさらされてきています。それは同時に戦後体制が揺らいできた証左でもあります。

戦後体制とは、アメリカ帝国の属国体制という意味です。
神さま扱いされたダグラス・マッカーサー元帥も、最近ではダグアウト・ダグ(Dugout Doug)とか「厚木のお洩らし元帥」とか、実態がバレて身近な存在になりました。
とっきぃはこのマッカーサーと、徳川慶喜が大嫌いです。
何故か? 大将でありながら部下を見捨てて敵前逃亡を図ったからです。「アイシャルリターン」なんて思ってもいないことを口に出してコソコソ前線から逃げた小心将軍と、部下にすら知らせずに密かに大坂城から海路で江戸に舞い戻ったインテリ将軍は上官として、人として、男として最低です。いかなる理由があろうとです。

戦後体制はアメリカ帝国がこしらえたものですから、西洋史を学んだ者からすれば簡単なカラクリです。要するに少数民族による多数派支配です。
おフランスがやっていたのはカンボジア支配にベトナム人官吏を採用することでした。
大英帝国ではベンガル人(バングラ人)支配にインド人官吏を使い、ビルマ王国滅亡後は山岳民族を支配層に持ってきました。国王夫妻は荷駄用牛車に乗せられて王宮を去っています。それまでは象が国王の乗り物でした。
そうやって自分たちに矛先が向かないように調整しながら当地と搾取に明け暮れていたわけです。
その19世紀のやり方を継続しているのがアメリカです。
イラクでも少数派のシーア派を担いであたりましたが、もうシッチャカメッチャカですね。「アラブの春」なんてのもありましたが、カダフィ大佐の世俗的政府のもと割りと安定していたリビアもかき回しました。そして今はシリアです。同じムスリム国家であるバングラディシュにも飛び火しました。

平穏な一般イスラム教徒こそいい迷惑です。特定アジアの
在日と違って在日インド人(ヒンズー教・イスラム教等)たちは、自分たちから犯罪者を出さないよう日々努力を重ねておられるそうです。

カダフィ大佐やシリアの大統領が敷いていた政治路線はドイツ語で言うところのナツィオナル・ゾー
ツィアリスムス(独:der Nationalsocialismus)です。
トルクメニスタンやカザフスタンも敷いている体制です。それで国民が納得して安全に暮らしているのであれば、他所の国がどうこう言う筋合いでは本来ないはずです。
ところが石油利権がほしいアメリカとEUは、地元下層民を
うまくたきつけて少数派に天下を取らせるわけです。
しかし統治というものを知らない批判専門の少数派とか野党がうまく政治をできるはずもなく、混乱に混乱を重ねているんです。安倍政権以前の民主党時代の日本がそうでした。
ネオコン連中なんか、「あれ、日本ではうまくいったのになぁ」なんて首をかしげているでしょうね。
ま、民主党時代を経験したおかげで日本人の多くも目が覚めたと思います。

そういう少数民族による支配をいくらやっても、上手くいかないものはいかないんです。昔と違って情報はあふれています。ネットの時代はすごいです。

そして、自衛隊への国民からの目線も大きく変化しました。洪水で流され屋根の上で愛犬とともに助けを待っていた老夫婦を救助したときの「ご家族ですね」と言って愛犬もともに助けた対応に世間は万感の拍手を送りました。

頑張る女性もネットで評判です。SankeiBiz(2016.
6.19 )の記事にありました。
海上自衛隊の大谷三穂2佐は、護衛艦やまぎりの女性艦長です。彼女が艦長に就任するまでに多くの困難がありました。すれ違いから離婚を経験して再婚されています。愛娘と真正面から対峙して母親として娘を納得させた女傑でもあります。現代のご夫君は海自の1佐殿とのことでお互いに深い理解で結ばれているとのことでした。

私は個人的には軍隊は男の仕事だと考えています。女性軍人は後方支援でいいと思います。なんとなれば、女性は母となる唯一の存在だからです。それでも、腹を据
ゑて仕事に取り組む女性たちには心が打たれます。日本の女性は中世時代から商売熱心です。土地(不動産)は男性ですが動産は女性の管轄でした。

女性の誰もが海上自衛隊の大谷2佐とか英国のサッチャー男爵になれるとは限りません。
ですので、子育てと仕事を両立させた女性をあるべきサンプルモデル
にすることには徹頭徹尾反対です。
それでもこうした勇気ある者の記事が拡散されるのは、素晴らしいことだと思います。
もう、前世紀のやり方は通用しない時代です。

新しい時代、新世紀の夜明け、
一人ひとりが真剣に模索する事が大事ですね。

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