こんにちは。

筆跡診断士の吉野です。

筆跡診断士の活動をしてから、ずっと疑問を感じていることがあります。
それはタイトルのとおり「筆跡診断に価値はあるのか?」です。
もしかしたら、あなたも同じような疑問を感じたことがあるかもしれません。
今日はこの疑問について、私の答えを書きます。

「筆跡診断に価値はあるのか?」という疑問を持つようになったのは、ある出来事がきっかけです。
私が福岡に来て、まだ間もない頃です。
たくさんの人に筆跡診断を知ってもらいたくて、異業種交流会などに参加しては「筆跡から性格が分かるんですよ」とPRしていました。

多くの人は、「面白いですねー」と興味を持ってくれました。
そんな中、ある人から言われました。

   「字から性格が分かって、それが何の役に立つのですか?」

厳しい質問でした。
その時、私は相手に納得してもらえるような答えを出せませんでした。


例えば、「字から性格が分かれば、自己分析など自分を知ることができる」という考えがあります。
特に筆跡診断では、潜在意識の自分を知ることができます。
潜在意識の自分とは、自分が気づいていない自分です。
しかし、人は自分が認識していることしか、基本的には信用しません。
自分が認識していないことを信用するのは難しいです。

仮にあなた自身は「社交的」と思っていないのに、「社交的な性格ですね」と言われたらどうでしょうか?
「筆跡診断って、本当に当たるのかな?」って疑いませんか。
潜在意識の自分を知ることができたとしても、信用されないのです。
そうなると、筆跡診断は「自覚している自分の性格を再確認するために役立つ」ということになります。

自覚している性格を再確認する手段は、他にもたくさんあると思うし、筆跡診断が自己分析のツールとして利用しても、あまり価値は高くありません。


では、「字から、他人の性格も知ることができるから、採用で使えそう」この考えはどうでしょうか。
私は採用担当の経験がありますが、結論は「会った方が、相手のことは良く分かります」
現に、書類選考のみで採用を決める会社は、ほとんどありません。
必ず1度は面接でお互い会って、話して、採用が決まります。
恋愛や結婚も同じです。
筆跡だけで相手を決める人は、まずいないでしょう。

筆跡診断で相手を知ることが出来ますが、それよりも、会って話す方が良く分かるので、相手を知るためのツールとしても、あまり価値は高くありません。


と、これまでの話をまとめると、「字から性格が分かる」だけでは、あまり価値はないってことです。
「へえー」のトリビア程度の価値です。
雑学です。

「お金をいただける程の価値ではない」と、私は考えています。

「吉野さん、筆跡診断士なのに、筆跡診断をバカにしてないですか?」

そんな声が聞こえてきそうですが、私の考えは、筆跡診断に対する愛の深さから出てきた考えです。
筆跡診断の可能性を信じているから、そう考えるのです。
「筆跡診断がトリビア程度の価値」と言いたいのではありません。
そこは誤解しないでください。

「字から性格が分かる」が「トリビア」です。

もし、私があなたに筆跡診断する機会があるならば、「字から性格が分かる」を超える価値を提供することをお約束します。

「字から性格が分かる」を超えた価値とは?

次回の記事に書きます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。