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福岡の署名研究家・筆跡診断士 吉野直彦です。

「署名診断」・・・名前に使われている文字に込められた意味を探り、さらに、理想の姿に変われる名前の書き方を教えます。

今日は「幸」の字で署名診断です。

「幸」は、「手枷(てかせ)」の象形です。

さいわいにも手かせをはめられるのを免れたこと、あるいは、さいわいにも手かせだけの刑罰ですんだことを意味し、そこから、「しあわせ」を意味する「幸」という漢字が成り立ちました。

「幸」には、以下のような意味もあります。

1.しあわせ(さいわい、さち)、幸福

2.さいわいする、幸福をもたらす、さきわう(幸運に合う)

3.さいわいにして、運よく、ありがたいことに

4.可愛がる、いつくしむ(愛情を持って大切にする)

5.恵み

6.いつくしみ

7.こいねがう、希望する

8.みゆき(天子・天皇の外出)

9.さち(獲物を取る道具、山や海からの収穫物)


いろいろな意味がありますが、名前に「幸」が使われている場合は、

 幸せになって欲しい

名付け親が、その子の幸せを願っているのは間違いありません。


「幸」には、「幸いにして」といった「思いがけず」のような意味もありますが、幸せは願い、自分の力で引き寄せるものです。

自分の意志で幸せになるためには、先を見通す力や計画性が必要です。

そこで、下のような「幸」を書きましょう。
 

幸


ポイントは「4本の横線を平行かつ等間隔に書く」です。

先のことを見据えて、計画的に考え、行動できる書き方です。