1549回目:本を読んでいて引っかかる場所の理解が進む場 | 毎日何かを見つけたい!転んでもタダでは起きない!◆40代ワーママ

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たくさんの考え方や価値観がある中で、みんなが自信を持って意見を言い合い、よりよいところを目指していく、、、そんな世界になったらいいなぁ。

職場やPTA、異なる価値観や考え方の中で日々感じたことを書いています。

今朝「年末年始集中読書勉強会」に
参加しました。

読書勉強会を、ものすごくざっくり
説明すると

一冊の本を輪読し、参加者が自由に
意見や感想、疑問を出し合う会。

一般的な読書会の参加経験が
数回しかないので、
認識が違っているところがあるかも
しれませんが

読書会では、
事前に指定された本を読んできて
それについて意見を交換し合うか

自分が好きな本を紹介するかの
いずれかという印象があります。

読書勉強会では、本は指定されるものの
事前に読んでおく必要はありません。

その場で、一章分など、パートを
区切って参加者の誰かが音読、

その後、そのパートについて
意見を交換するという流れです。

事前に読んでおく時間が必要ない上に、
一冊丸々についての意見を交換する
ことでは至らない、深い理解が得られる。

ありがたい場です。

で、また前段が長くなってしまいましたが、
今朝の本は山口周さんの『武器になる哲学』。

GW、お盆休みの集中読書勉強会から
この本が続いています。

今日読んだパートに
 37 公正世界仮設
ー「見えない努力もいずれは
報われる」の大嘘

がありました。

努力すれば必ず成功するわけではない
ということは、今さら言われなくても
誰でもわかっていることだと思います。

だからといって、努力が不要だという
わけではないことも、同様でしょう。

今回どうにも引っかかったのが
この章の最後。

(以下抜粋)

世界は公正ではありません。

そのような世界にあってなお、
公正な世界を目指して
闘っていくというのが
私たちに課せられた責務でしょう。

人目につかぬ努力もいずれは
報われるという考え方は、
人生を破壊しかねないのだという
ことをよく覚えておいてください

(ここまで)

「世界は公正ではない」し
「世界公正仮説は大嘘」と
書いている山口さんにとって

そのような世界にあってなお、
目指して闘っていく責務を
負っているという「公正な世界」
とは何なのか。

これがどうにも引っかかって
仕方ない。

こういう疑問って、
ひとりで本を読んでいると
ぶつける場所がない。

ところが、読書勉強会では
ぶつけ放題です。

ありがたい限り。

自分の疑問に共感してもらえる
こともあれば、

こういうことじゃないかと
自分にはない視点を提示して
もらえることもある。

すごくないですか。

実際に山口さんがどのような
定義づけをされているのかは
わかりません。

実は、明確な定義はしていないのでは?
という意見もありました。

ですがそれも含めて、
自分ひとりでは至ることが
できなかった思考に至る。

これは、やっぱりすごい。

私は休暇中の集中読書勉強会にしか
参加していないのですが、
参加するたびに、やっぱりすごい、と
思ってしまう。

(おそらく、過去の投稿でも
同じことを書いているに違いない)

年末年始は残念ながら今日明日の
2日間しか参加できないのですが、

明日も自分では気づくことが
できなかった発見を楽しみに
参加したいと思います。

この場とのご縁に感謝です。


【今日のまとめ】

本を読んでいて引っかかる場所の
理解が進む、ありがたい場に感謝。