1540回目:正しく意図を伝えるための婉曲表現 | 毎日何かを見つけたい!転んでもタダでは起きない!◆40代ワーママ

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たくさんの考え方や価値観がある中で、みんなが自信を持って意見を言い合い、よりよいところを目指していく、、、そんな世界になったらいいなぁ。

職場やPTA、異なる価値観や考え方の中で日々感じたことを書いています。

婉曲表現も大事。

コンプライアンスの領域では
必ずしも断定できないことも多い。

なので、推奨いたしかねます、
のような表現を使うことがあります。

最初の頃はこういう言い方に
お尻がモゾモゾするような
気持ち悪さを感じたことも
あったのですが、

実際に白黒断言できないことも
あるのだから仕方ありません。

というか、

そもそも

推奨いたしかねる≠反対している

ですよね。

「推奨いたしかねる」などという
まどろっこしい言い回しをせずに
「反対している」と言えばいいのに

という、当時の私の心の中の反論は
正しくありません。

たとえば、
「賛成していなかった」だって
「反対している」と言えば簡単なのに
と思われることもあるかもしれませんが

両社はイコールではありません。

賛成も反対もしていない状態を
無視していることになります。

物事はシンプルに伝えることが
よいのは当然のこととして、

短く言いかえようとすることで
正しい意図が伝わらなければ
本末転倒。

ましてや、相手が「推奨いたしかねる」
と言った時に「反対なのね」と
勝手な解釈をすることはもってのほか。

人によって、もともと断言するのが
好きではない方もいますので

その場合は相手の意図を確認した方が
安全です。

「それって、反対という意味ですか?
それとも反対とまでは言えないけれど、
推奨はできないという意味ですか?」と。

人が理解できる一文の長さが
どんどん短くなっている中ではありますが

必ずしも短い表現を使うことが
端的であるということではない。

日本人よりも断言的な印象のある
欧米の方でも、二重否定は使います。
(当たり前ですが)

婉曲、面倒だなぁと思うところも
あったのですが、

それは自信がなくて自分の意見を
断定的に言えないケースに対して
感じていたことであって、

それが正しい意図を伝える方法
でもある、という時には

当然その表現を使うべきだと
ようやく理解しました。
(遅っ! 恥っ!)

結果として婉曲になっただけ。

端的に短い表現を使うべきか、
婉曲で多少長い表現を使うべきか。

当たり前ですが、自分が伝えたい意図を
より表現できる方法を選ぶだけ。

そう理解できたときに、
推奨いたしかねます、に対する
居心地の悪さがなくなりました。


【今日のまとめ】

正しく意図を伝えるために
必要な手段を選ぶ。