先日参加していたある集まりの最後、
「暑い日が続きますが」のテンションで
「辛い日が続きますが」という
挨拶をした方がいました。
転職活動を始めたという方で
今いくつか面談が決まっていて、
まさにこれからだという状況だそうです。
どのくらいの期間がかかるのかも
分かりませんし
また時間をかけたからといって
自分が望んでいるような転職が
できるとも限りません。
転職活動を続けるかやめるかを
決めなければいけない可能性だって
あるのです。
最終面接でうまくいかないという
ちょっと落ち込んでしまうようなことだって
普通に起こります。
転職活動は、将来に向かって
ワクワクする一方で
辛いこともあったりするのです。
だから、「辛い日が続きますが」
というコメントには、
そうだよねと素直に思います。
ところは、その言い方が、
「暑い日が続きますが」
のテンションだったのですから
思わず笑ってしまいました。
そのことをご本人に伝えると、
「やることをやりきったから、
あとは天命を待つしかない感じだから」
という回答が返ってきました。
そこには1ミリの不安も感じませんでした。
自分が転職活動をしたのは
もう15年以上前になりますが、
不安ばかりでしたが、
そのコメントを聞いて、
「あぁ、自分は『やりきった』と
言えるところまでやっていなかったな」と
超今さら反省しました。
決して今の職場に後悔している
わけではありませんが
転職活動当時、もっと様々な職場を
検討してみることができたと思いますし、
転職経験者の話を聞くこともできましたし、
何より、自分がやりたいことを
もっと真剣に考えることができました。
やるべきことをやりきらずに
「うまくいかなかったらどうしよう」
と、不安になっていたのですから
お恥ずかしい限りです。
転職活動に限りませんが、
やるべきこと、やれることはやりきった
と言い切ることができれば
その後に起こる結果という現実が
たとえ、当初自分が期待していた
ものではなかったとしても
いい意味で諦めもついて、
受け入れられるでしょう。
そして、それが分かっているから
結果が出る前に不安になることも
ないだろうと思います。
たとえ不安に思ったとしても
いつまでも続くことはないでしょう。
「やりきらずに不安になっていないか?」
これを自問していきたいと思います。
【今日のまとめ】
やることをやり切ったから、
天命を待つしかない。
そう思える世界を目指す。