成果を気にしなくなってからの方が
成果が出るようになった気がします。
正確に言うと、
成果が出るかどうか先のことを
気にすることがなくなってから
です。
後から振り返ってみた時に
何らかの成果は出ているかどうかは
やっぱり気になりますし、
その有無によって反省し
今後の改善を図っていくからです。
気にしなくなったとは言っても、
成果が出るように、という思いが
なくなった訳ではありません。
思ったとおりの成果が出るかどうか、
「正解」を狙わなくなったということです。
なんだかとても回りくどい話を
してしまいました。
もちろん、
ある一定の成果を達成しなければいけない
目の前にある仕事においては
その成果を出せるかどうか
気にしながらやっていくのですが、
それよりもっと先にある大きな目標や
自分のキャリアといったとき、
さらには人生であったり、
他者とのコミュニケーションというところでも
後になってからわかる
実際に得られた成果というのは
必ずしも自分が描いていた
そのものではなかったりします。
たとえば、
誰かににこういうことで
喜んでもらおうと思って
行動したことが
全く違う第三者に利益を
もたらすものになったり
その一方で、
喜ばせたいと思った相手には
迷惑になったりするということも
あったりします。
自分が意図するところと
それに基づく行動の結果は
良くも悪くも予想外のものとして
表れたりするものです。
自分が思ってもいなかった
良い結果に繋がれば
ありがたいことですが、
悪い結果になってしまったら
がっかりしてしまいます。
しかし、どういう結果になるのか、
特に相手がどういう印象を持つか
というところは
こちら側では全くコントロールが
及ばないエリアです。
であるならば、
「こうなったらいいな」ではなく
「こうなるであろう」という
「正解」を期待することは
やめた方がいいのかなと
思ってしまいます。
淡い期待は持ちつつ
強く望むことをやめると、
予想外に悪い方の結果になった時にも
「まあ、そういうこともあるよね」
で終わらすことができます。
とはいえ、反省はして
行動の改善を目指すのですが
いちいち落ち込んだり、
腹を立てたりすることが
なくなってきます。
そして、もう一ついいことは
逆のパターンで
思ってもみない、いいことが
あるかもしれないと思うと
「いつか、何かいいことが
あるかもしれないな~」
と、ワクワクすることができます。
そう思うことができると、
たとえ自分の行動の結果、
期待した結果にならなくても
「やっても無駄だから、やめてしまおう」
と諦めてしまうこともなくなってきます。
具体的な成果には期待せずに、
いつか何か起こるかもしれない
という可能性に期待する。
そして後から、
得られた成果を振り返って
反省しながら行動を改善し
その先にある可能性に期待する。
これを繰り返していきたいと思います。
【今日のまとめ】
具体的な成果には期待せずに、
いつか何か起こるかもしれない
という可能性に期待する。