ちょっと難しい連絡を
メールやラインで行う時に
「上手いな~~~」と
唸らさせる
文章をくれる方たちがいます。
すぐに思い出せるのは、
運動会の保護者参加競技で
参加者が集まらない時の
声掛けとか。
送り迎えでも全く会わず
直接話をしたことが
ほとんどない
という方もいますし、
色々な方がいますから
イベントが好きではない
という方だって
当然いると思います。
人数が集まらないと
実施できなくなってしまうと
先生が困っていたのを
ある保護者の方が聞いて
全員グループのラインに
メッセージを送ってきました。
詳細には覚えていませんが
「かわいい子どもたちのために
ひと肌ぬぎませんか」と
書かれていました。
この方のメッセージは、
内容が端的でありながら
表現にも感服させられるものでした。
他にも、同じように
言いたいことは
きちんと伝わるのに、
お願いなのに
押しつけがましくなかったり、
謝りに対して
気に病んでいる心を
軽くしてくれたり、
なんと言うか、
とてもエレガントなのです。
翻って、自分は、
どんなに意識して、
どんなに悩んで
どんなに書き直しても
全くそういった方たちの
足元にも及ばないところか
遠すぎて見えない
ところにいます。
細心の注意を払い、
何度も書き直し
最後は一晩おいて翌日に見直して
「今回こそ、大丈夫だろう」と
送ったメッセージが、
却って相手に
気を使わせてしまったとか
相手が気に病んで
送ってきたメッセージへの返信を、
少しでも相手の気持ちを
軽くしようと思って
考えて送ったにも関わらず
その後返信がもらえていない、とか。
上手くいかないことが
あります。
もともと自分は
ズバっと言いたい(言っている)し、
言われたくて
「ご遠慮ください」のような
婉曲表現が苦手です。
言いたいことを端的に言えることも
言ってもらうことも大切ではあるが、
相手を思いやる表現も
同じように重要だ、と
聞いて知ってはいましたが
婉曲では何を言っているのか
よく分からない、などと思い
そんな姿勢で長年来てしまって
コミュニケーション力、
中でも相手を思いやる表現や
言い回しを鍛えることを
まったくサボってきたのです。
そのツケが今、来ています。
とはいえ、今さら
どんなに反省しても
どんなに後悔しても
どんなに嘆いても
自分が憧れるような
エレガントな表現が
できるようなるわけではなく、
そしてまた、こういったものは
テクニックで簡単に
身につくようなものでもないので、
この反省と後悔と嘆きを胸に、
一歩でも進化できるように
試行錯誤を続けます。
【今日のまとめ】
相手を思いやる
エレガントなコミュニケーションは
長年の鍛錬が必要。