妊娠後期に入る1週間前に、

いつもエコーで赤ちゃんを診てくれている

先生から突然の申告。


「口唇裂の疑いがあります」

正直最初は頭が真っ白になりました。

私はすぐには受け入れることができず、

「それって確定ですか?」

と淡い期待を持ちながら聞きましたが、

もう確定でほぼ間違いないとのこと。

続けて先生から

「これは日本では500人に1人という

よくある疾患で、原因は不明です。

今では手術できれいに分からなくなるので、

あまり心配しなくても大丈夫ですよ」

と言われたものの、

診察室を出たら涙が止まりませんでした。


「なんでうちの子が?」

「不妊治療で授かったから?」

※不妊治療と口唇裂の因果関係を示す

 エビデンスはありません


こんなことをぐるぐる考えていましたが、

口唇裂の具合をよく見るために

エコー専門の先生との予約を入れたり、

その先の大まかなスケジュールを確認したりと

忙しく時間が過ぎていきました。


ただ、その忙しさと先のスケジュールが

大体見えていたことが、

その頃の私には良かったかもしれません。

診断を受けてからあまり日が経たないうちに

「命に関わるものではないし、

大したことじゃないな!」

と思えるほどになりました。


その後無事娘を出産しましたが、

問題なく成長していますし、

何より娘はとっても可愛いです。

街中で娘の顔を見られたときの

周りの反応を少し懸念していましたが、

今のところ「かわいいね〜」と言ってもらえて

親としては満更でもありません(笑)


私は赤ちゃんが口唇裂と診断されてから、

口唇裂のお子さんを持つ方のブログや漫画を

読んだりしていました。

私にとってはとてもありがたい情報でしたし、

この子だけじゃないという安心感が得られました。


このブログが、私と同じように

妊娠中に口唇裂の診断があった方や、

出産して初めて口唇裂と判明した方などに

とって救いになったらいいなと思います。