今日はネフライトのお話を書いてみます。

 

 

ネフライトは翡翠ではありません。

 

昔は翡翠とネフライトは同じ鉱物と思われていましたが1863年に新種であると発見され

当時相当な打撃と衝撃をもたらした事でしょう。

 

 

 

鉱物データー

ネフライトジェード(通常はネフライトのみで呼ばれます):NephriteJade

鉱物種:ネフライト(軟玉)

化学組成:Ca2(Mg,Fe2+)5(Si 8O22)(OH)2

結晶系:単斜晶系

晶癖:塊状

屈折率:1.606-1.632

比重:2.95

光沢:ガラス〜油脂

劈開:弱い

モース硬度:6-6,5

 

 

 

ちなみに

翡翠のコラムは別記事をお楽しみください。⇩ここ

 

 

 

 

 

 

翡翠の鉱物データー

ジェダイト(翡翠輝石)

鉱物種:ジェダイト

化学組成:Na(Al,Fe)Si206

結晶系:単斜晶系

晶癖:塊状

屈折率:1.600-1.680

比重:3,34

光沢:ガラス〜油脂

劈開:弱い

モース硬度:6,5-7

 

 

 

 

翡翠の識別は以下の検査をします。

①1番のポイントは屈折計による屈折率を測定する事です。

②ワックス樹脂加工などの識別の判断材料としては蛍光検査もします。

③顕微鏡検査では翡翠の持つ構造を判断できるます。

 

 

 

今回は1番の類似石の代表のネフライトをピックアップしましたが

他にもザクザクと、翡翠の類似石はありますよ。

 

 

ソーシュライト

クリソプレーズ

アイドクレーズ

珪岩(けいがん)=クォーツアイト

ロディン岩

大理石

クロムカルセドニー

プレーナイト

ダイオプサイド

サーペンティン

クォーツシスト

ドロマイト(苦灰石)

ハイドログロッシュラーガーネット

フックサイト

モスアゲート

アマゾナイト

バリサイト

アンデシン

ライオライト

,,,,,,,もう少しあるが割愛する)))

 

 

我が家の教材には今は数種類を除き全て教材としてあるので見て比べて

愛でられますね❤︎

 

 

 

 

今回の主役のネフライトですが古代中国では彫刻の素材として重宝されてきました。

貴重な「玉」は王族から愛され聖石として崇拝されてきた歴史があります。

 

中国では翡翠が発見されるまでネフライトを「玉」として

「崑崙(こんろん)の玉」と言いました。

崑崙(こんろん)とは中国の伝説の神の山岳のことです。

 

当時はこの玉(ネフライト)を神聖な玉器や工芸品として彫刻して大切に扱われていました。

(ネフライトは構造上、2種類の小さな繊維状の結晶が集合したもので耐久性強く摩耗しにくい特徴がありました。)

 

 

そんな翡翠の偽物と言われたり、翡翠の類似品なんて言われてしまうネフライトですが

産出国は多く、アメリカ、中国、オーストラリア初め世界各国で産出されます。

ニュージーランドでは先住民に伝わるお守りとして受け継いで来られています。

※中国で翡翠(翡翠輝石)は産出されません。

 

 

今日はネフライトの歴史や構造のお話をいたしました。

ネフライトは翡翠とは全く別の鉱物であること

魔除けの効果や先住民を守る力に長けていることなどネフライトは派手さはないけど(笑)

縁の下の力持ち効果は絶大ですよ。

 

 

 

 

ネフライトの効果

・霊を祓い先祖の霊を守り、子孫繁栄をもたらす/家系の保護。

・護符、お守り/中国では最も強力な護符とし活用されてきました。

・細胞再生を促し腎臓の病気の治療に使われた歴史があります/腎臓トラブルに

・落雷や災害から身を守る

・痛みを和らげ冷えた体を温める

・長寿と富、健康をもたらす

 

 

↓我が家の龍様🐲

 

 

 

木星が魚座に入座した日に海を渡り到着。

木魚ちゃんと名付けてます。女の子です🐉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに↑翡翠のお釈迦様。シャカちゃん。

よく私のパソコン側に鎮座してます。性別なしです笑