北口捧花選手の発言に私が注目した事 | 総合診療医:誰もがわかりやすく医療を理解する事ができるブログ

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皆さんもご存じのように、パリオリンピックにおいて女子やり投げで北口榛花選手が、日本女子トラック&フィールド種目で初の金メダルを獲得した。

この種目の優勝候補だった北口選手が、大舞台でも力を発揮できた事はとても素晴らしいものであった。

 

子供の頃から運動神経が良く、水泳大会でも優勝の動画がテレビに出てきた。

また、練習風景でもハードル走の画面が出てきていた。やり投げとハードル走って、エッと思ったが、なるほど、確かに助走と腹筋という点でやり投げの練習になり得るなあと納得した。

身長179cmと日本人離れした体格を生かして、やり投げの道へと進んだのであろうか?

 

ところで北口選手、次の投てきの前までの時間のもぐもぐタイムを寝そべりながらカステラを食べており、これも大きな話題となった。この理由として、北口選手の発言に私は注目している。

 

元々猫背の北口選手は、普通の椅子に座るとどうしても猫背になりやすいので、試合中でも姿勢が崩れないように気を付けているとの事。

おそらく、日常生活でも姿勢には気を付けているに違いない。メダルを取れる位置にいる人って、このような細かな所にも気を付けているんだなあと感心した。

 

 

話は変わるが、私は時々健康診断の勤務を行なう事がある。

健康診断では、妊娠している人を除き、原則として胸部X線検査を行なう。胸部X線では、肺だけでなく、心臓や大動脈の輪郭、そしてレントゲンに映る骨もチェックする。

 

健診をしていて気がつく事がよくある。それは、20代30代でも既に背骨がやや曲がっている人が、決して少なくない事だ。本人に聞いてみると、やはり普段の姿勢が悪いそうだ。

元々背骨の曲がっている、いわゆる「側弯症」の人は仕方ないとしても、多くの人は長年の姿勢の悪さから、背骨が曲がってしまう。

若いうちは背骨が曲がっていても日常生活に影響はない。だが、姿勢の悪いのを放置したまま高齢になると、どこかしらのしびれが出始めるだけでなく、肺など内臓にも影響を及ぼしたり、また寝たきりの原因にもなり得る。

 

北口選手の発言を聞いていて、改めて姿勢というものはとても大切と実感させられた。

 

 

金メダリストだけに許されるトラック内の鐘、まさにあの鐘を鳴らすのはあなたであった。

 

そう言えば、北口選手のもぐもぐタイムを、芸能界の某大御所が番組内でトドみたいと発言した事が炎上しているようだ。以前から、もう引退してくれと言われ続けていた大御所だけに、ちょっとした発言でも炎上するようだ。

それにしても、179cmでマッチョの北口選手、もし夫婦喧嘩すれば、絶対に私は負けるだろうなあ・・・って、もし私が有名人だったら炎上するかもしれない(笑)

 

 

 

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