ちょっと驚くようなニュースがあった。
酸素カプセルに入っていた競輪選手57歳と、他にも53歳女性が酸素カプセルの中で意識のない状態で発見され、心臓マッサージを受け救急搬送された。
競輪選手の方は「苦しがっている人がいる」という119番通報があったから、意識が完全になくなる前に発見されたのであろう。
もしかしたらこの投稿を読んでいる人の中にも、酸素カプセルに入った経験のある人がいるかもしれない。こういうニュースがあると、『うわー!、酸素カプセルって怖い。もう2度と入らない』と思われるかもしれない。
このように思い込む事は、日本人の悪いところである。先日の紅麹サプリの件にしても、他社の紅麹サプリを怖がるだけでなく、サプリ全体まで怖がるような思考の停止する日本人が多い。
驚くような話があったら、自ら調べる事が大切である。
ニュースの宇都宮の「酸素カプセル」というのは、正確には医療用の「高気圧酸素治療カプセル」である。すなわち、アスリートがトレーニングの一環として行なっている2~2.5気圧程で1時間程入る「高山トレーニング」用である。
一方で、一般人が入った事のある「酸素カプセル」とは最大1.3気圧程までしか上げられないし、10〜20分程で終了する。
今回の意識障害の原因は、おそらく器機の故障(酸素が送られなかった⁉️)による低酸素血症ではないかと思われる。
私も以前に、ファイテン社の酸素カプセルに入った事がある。閉所恐怖症の人でなければ、耳抜きさえできれば問題ない。酸素カプセルは、確かに疲労回復効果はある。万が一酸素が送られなかったとしても、10〜20分程度ならまず低酸素にならない。
ちなみに私は、ファイテン社のネックレスとブレスレットも着用している。着用効果にはあまり期待せずに、オシャレ感覚で仕事中でも着用できるような派手でないものである。尚、あの羽生結弦くんもファイテン社のネックレスを着用している。
街中の一般の酸素カプセルはまずリスクは極めて低いと思われるし、そもそもこのようなニュースがあると、酸素カプセルを使用しているショップは、必ず再点検をするだろうから、過剰に恐れる必要はない。