国会議事堂のすぐ近く、政治家ご用達でも有名な日枝神社。
日枝神社は、古くは江戸山王大権現と称され、天正18年(1590年)徳川家康が江戸城入城より、江戸城の鎮守となりました。
将軍家の産土神として江300年を通じて、東都第一の社として崇敬された歴史があります。
日枝神社は山王神社とも言われ、鳥居は「山王鳥居」という独特の形をしています。
階段を上がると、色鮮やかな神門、中に入ると拝殿が見えてきます。
毎年6月には、恒例の「山王祭」が開催されます。
「山王祭」は「日本三大祭」の1つで、「江戸三大祭」の1つでもあります。
「山王祭」は期間も長く、2017年は7日(水)~17日(土)まで開催されました。
私が行った日は、16日(金)でした。
6月16日は「和菓子の日」でもあり、「山王祭」では毎年この日に「山王嘉祥祭 和菓子のまつり」が行なわれ、私も参列してきました。
そもそもなぜ6月16日が「和菓子の日」なのか?
承和15年(848年)、国内に疫病がまん延した事から、当時の仁明天皇が6月16日に16種類の菓子や餅を神前に供え、疫病の退散を祈願して、元号を「嘉祥(かじょう)」と改めた事に始まると伝えられています。
これが後々「健康と祝福」を願う行事である「嘉祥の祝」となり、「和菓子の日」となりました。
「山王嘉祥祭」では、 東京和菓子協会の技術者が、伝統の技で「菓子司」として神前にて和菓子を作り奉納します。
「嘉祥祭」の最中は、写真撮影禁止なので、↓2枚目の写真は公式ホームページから拝借しました。
↓そして、今回完成された和菓子がこちらです。
実際に使われた材料を元に、参列者に1枚ずつ配られました。
↓上品な甘さといったところでした。もっと欲しかった(#^.^#)
尚、どこの神社でもそうですが、通常拝殿の中までは写真撮影禁止です。
ですが、この日は撮影が許されていました。
▲正面
▲天井
▲正面左後ろの壁(中に入らないと絶対に見えない)
祭りといえば、お神輿ですよね。
「山王祭」では「神幸祭」といって、300mほど街中を歩きます。
これは2年に1回行なわれ、今年はありませんでした。
下の写真は、昨年の模様を、公式ホームページから拝借しました。
盆踊り大会もあります。
「稚児行列」というまつりもあります。
日枝神社は、まさに都会のど真ん中。
地方の神社からは、想像もつかない風景が見られます。
また、赤坂側の鳥居から入ると、エスカレーターまで設置されています。
ただし、足が悪くなければ、折角ですから正面の階段から入場される事をお勧めします。
「日枝神社」はまさに、大都会の中のオアシスといったところです。
皆さんも来年こそ、「山王祭」にいらしてみてはいかがでしょうか。