「シンデレラ」は現代の縮図!?:カラー判定 | 総合診療医:誰もがわかりやすく医療を理解する事ができるブログ

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「シンデレラ」の話には、今も昔も変わらない意味が込められている。
それは、男だったら美人、女だったらイケメンが好きだという事である(#^.^#)
  
もしシンデレラが、冴えない女の子でいい服も着せてもらえなかったら、一生表舞台に立つ事はなかったのである。
シンデレラ・ストーリーとは、ある意味、人を見た目で差別している残酷物語である。
  

シンデレラ

  
・・・って、意味不明な文面で始まってしまいました!(^^)!
ですが、人の印象の9割は見た目で決まります。
  
残念ながら、これは現実です。
メラビアンの法則」というものがあります。
  
これは、人の第一印象は初対面から3~5秒で決まり、またその情報のほとんどを「視覚情報」から得ていると言う概念です。
  
更に詳しく説明すると、初対面の人物を認識する割合は、次のように言われています。
・「見た目・表情・しぐさ・視線等」:視覚情報55%
・「声の質・話す速さ・声の大きさ・口調等」:聴覚情報38%
・「言葉そのものの意味・話の内容等」:言語情報7%
  

カラー1

  
ダニエル・S・ハーメルメッシュという教授が分析しました。
その結果、見た目がいい人の方が、見た目が標準以下の人より、生涯で平均約1780万円多く稼いでいるそうです。
  
またギャップで差をつける「第二印象」で挽回する方法もありますが、ここでは割愛します。
  

カラー5

  
さて、第一印象をより良く見せるにはどうしたらいいか?。
普段から定期的な運動などで、いい体型を目指す事も大切ですし、笑顔も鏡を見ながら練習しておくのもいいでしょう。
  
そして、身に着ける服やアクセサリーなどの小物も大切です。
  

自分が身につける小物は、自分が好きな色ではなく、自分に似合うカラーを選ぶ事も必要です。
街中を歩いている人で、不細工な服装!と心の中で思う事は誰でもありますよね。
  

モデル男子

  
しつこいですが、シンデレラがいくら美人でも、地味なメイド服でパーティーに行ったら、きっと相手にされなかった事でしょう。
  
ちなみに魔法が解けても、なぜガラスの靴は魔法が解けなかったのか不思議です(+_+)
  
またシンデレラしか履けなかった小さな靴、きっとシンデレラは「小さな恋の物語」のチッチのように身長135cmくらいしかなかったのでしょうか?
  
すみません、話が脱線しました!(^^)!
  

カラー4

  
ここで話が変わります。
  
みなさんも本か何かで見たことがあると思いますが、手術着の色って濃い青や緑ですよね、この理由をご存じでしょうか?。
それは「視覚効果」に関係あります。
  
手術中に、医師は赤い血液や内臓を長時間見続けなくてはなりません。
集中して同じ視野を見つめた後に視線をはずすと、赤の補色(反対色)である緑色の残像が残ってしまいます。
  
これを「補色残像効果」といい、特に濃い色を長時間見つめた後に、白い背景を見た際に起こりやすく、視界をチラつかせてしまいます。
  
残像が生じると、目が慣れるまで手元がはっきりと見えないため、緊急を要する処置が迅速にできなかったり、思わぬところを傷つけてしまったりといったミスに繋がりかねません。
よって、手術室で白衣を着る事はないのです。
  

カラー6

  
また青や緑などの色には「リラックス効果」が秘められており、これも手術に臨む患者・執刀する医師の緊張をほぐしてくれます。
  
一方で、手術につきものの赤色は興奮作用があります。
ですから衣服や背景の青・緑が視界に入ることにより落ち着くのだそうです。
  
更に緑は中間色として、手術室だけではなく、部屋の中のバランスを保ちます。
  

肉1

  
また、こういう記事もありました。
  
お肉屋さんが店を改装して、壁の色を目立たせるために黄色にしました。
多くのお客さんが集まりましたが、何も買わずに帰ったそうです。
  
それはなぜなのか?。
  
黄色の補色は青紫です。
青紫がかったお肉の赤は、新鮮なはずなのに、黄色のせいで腐っているように見えてしまったのです。
  
お中元やお歳暮などでお肉を贈る際には、贈り物の中に緑の人工芝などを置いてお肉をのせると、より美味しそうに見えるのです。
  

カラー2

  
このように、自分が身につけるものは、自分が好きな色ではなく似あった色を選ぶ事が大切です。
  
ネットで自分に合ったカラーを探すこともできますが、できることなら生涯に最低一回、プロの方に判定してもらった方がいいでしょう。
  

カラー3

  
例えば、赤は特に女性が好むことが多いですよね。
  
赤は波長が一番長い色です。
よって街中でも、特に注意してもらいたい場合には、様々な所で赤色が使われています。
  
赤色は明るい赤から暗い赤まで様々ありますが、目立つだけに意外と似合わない赤色の服を着ている人が結構多いそうです。
  
赤に限らず色選びや色の明暗で、その人を好印象に見せたり、逆に顔のしわや目の下のクマを目立たせる可能性もあるようです。
  

花魁1

  
ちなみに、生涯自分に似あうカラーは、10歳頃には既に決まるそうです。
眼の色や肌の色もカラー判定に関係あります。
日焼けはしていてもしていなくても、判定とは無関係です。
  
「赤」一色をとっても、ネットだけでは細かく判定する事は難しいです。
できるなら、一度はプロに直接判定をしてもらってください。
  
自分に絶対似あうカラーがわかると、服やアクセサリーなどを買うときに、自信を持って選択する事が可能ですよ。
  
ちなみに私は、暗い赤「マルーン色」が一番のお勧めだそうです。
  

自撮り8
  
最後に、Facebookで使われているプロフィール写真について。
  
FacebookのようなSNSでも、第一印象はプロフィール写真です。
顔写真の場合、たとえ作り笑いでも口角を上げて笑顔にした方が好印象を与えます。
笑顔でなくても、相手に警戒感を与えるような写真は避けた方がいいと、私は思います。
  
(画像はネットより引用)