太陽と水星はメジャーアスペクトはこのコンジャンクションしかありません。
また太陽と水星はコンジャンクションになりやすい関係であると言えます。
その意味では、太陽と水星のアスペクトについてはコンジャンクションかそうでないかということがハッキリと表されます。
実は太陽と水星のコンジャンクションがある方は非常に多いです。
太陽と水星のコンジャンクションにならなくても、中間に他の星が入る場合にはその星を介して、太陽と水星がコンジャンクションになると考えられます。
また太陽と水星が同じ星座にある場合には太陽と水星とのコンジャンクションのオーブ(許容範囲)を±10度程度に取っても良いでしょう。
それどころか太陽と水星とのコンジャンクションの場合には10度ぐらいは離れた方が良いのかもしれません。
あまりにも太陽と水星が近づきすぎると(±3度程度)コンバストという現象が起き、これは水星の力が太陽に飲み込まれてしまいます。
またカジミと言って、太陽と水星が0度17 分以内のコンジャンクションを最高の幸運だとして、ことさらにありがたがることがあります。
このコンバストやカジミを必要以上に怖がったりありがたがったりする必要はないと思います。
そもそもカジミなどはほとんど無い配置なので、机上の空論のようなところがあります。
たとえばネイタル(出生)の太陽にプログレス(進行)の水星がこのポジションになった時には何らかのことが起きそうです。
とは言え、これは太陽と水星の融合なので、太陽的な自分なりの考え方をしたときに、それを雄弁に語れる(水星の融合)と言うようなイメージでしょう。
それはありがたいが、最高の幸運とも言えないでしょう。
またネイタル(出生)の太陽にトランジットの水星がカジミになるときには、この雄弁さを引き出せる時期ではあります。
とは言えこれもあくまでも自分の思ったことを理想的な言葉に出来るというイメージなので、たとえばブログを書いている方にとっては重要な時期ですが、それだけのことです。
逆にコンバストと言われる太陽と水星のコンジャンクションが近すぎる場合も似たようなところがあります。
太陽の熱で水星が焼かれるというイメージがありますが、そんな大げさなものではありません。
これは水星の力を太陽が使ってしまうということです。
本来は水星は水星単体としても、知性のきらめきを感じられる星です。
その知性のきらめきが太陽という自己顕示欲に使われてしまうと言うイメージです。
これは獅子座的なイメージでして、つまりこの太陽と水星がコンバストの方は、何を言っても自己アピールのように聞こえてしまうと言うことがあります。
実際に自分を大きく見せるために水星の知性を使うところもあります。
この場合には文章を書いても、私はこうしたお店に行ったとか、私はこう思うとか、私ならこうするとか、とにかく「私」をアピールするために言葉を紡いでいる傾向が強いのです。
その意味ではそれほど不幸でも迷惑でもなく、ただ面白い、変わった人だなと言うぐらいのイメージです。
ですからことさらにこのコンバストを嫌う必要はなく、またカジミをありがたがる必要もなく、要するに太陽という自分を表す星と、水星という知性の星が協力したり、深い影響を与え合ったりと言うことがこの太陽と水星のコンジャンクションなのです。
うまく使うと、自分のやりたいことに能力や資格やスキルや技術などから現実性が与えられるので、自分の望みを具体的に叶える実力を手に入れることが出来ます。
これは太陽という騎士が水星という破邪の剣を手に入れたというようなイメージです。
騎士はもちろん拳で戦うことも出来ます。
ですが破邪の剣があれば、悪魔でさえものともしないでしょう。
同じように自分を世の中にしっかりと植え込むには、知性や文章力や技術やスキルや資格や才能がとても役に立ってくれます。
基本的には自分の思ったように自分を表現できるのでとても人気者になれる配置です。
もし太陽と水星のコンジャンクションに他の星がコンジャンクションになると更に他の星の影響も与えられます。
さらに月がコンジャンクションになりますと、これは騎士は馬にも乗って、突撃さえ出来ます。
これは太陽という理性と月と言う感情を水星と言う能力で上手く使って行けるという意味で強い成功の才能があります。
さらに金星がコンジャンクションになりますと、これは太陽と水星の自己アピールの文章力に金星の美意識まで加わるので、これは詩文のように芸術的な文才があるでしょう。
またデザイン的なセンスのかたまりと言えるでしょう。
さらに火星がコンジャンクションになりますと、太陽の騎士に水星の破邪の剣にさらに火星のそれを活かす能力と力も備わっているでしょう。
まさしく騎士としては最高の能力を持ちます。
これは具体的には仕事の能力として現れるでしょう。
仕事の能力としては類稀な力を持っています。
ここに月もコンジャンクションですとさらに馬にまでも乗り、最高級の力を持つことでしょう。
さらに木星がコンジャンクションになりますと、これは太陽と言う自分に水星の知性の表現と木星の教養という知識も加わりますので、その木星は騎士の鎧の如く、自らを守ります。
特に文筆活動にはプラスに働くでしょう。
仕事上でも多くの方々から好かれ、仕事をうまく進めることが出来ます。
さらに土星がコンジャンクションになりますと、公的文章やビジネス文章などのお硬い文章に優れているでしょう。
公務員や事務職などに適性があります。
経理などの計算もお手の物でしょう。
さらに天王星がコンジャンクションの場合には太陽という意志と水星の知性、そして天王星の天才性が相まって、人より秀でた能力持ちます。
特に独立独歩で個人事業主になったり、会社を経営したりすることに抜群の適性を持ちます。
独創的な文才や画才もあるでしょう。
さらに海王星がコンジャンクションの場合には鋭い直感で占い師や魔女さんや霊能者などに成れるほどの感性が備わります。
また芸術性も高く、特に小説などの文筆の能力が高くなるでしょう。
さらに冥王星がコンジャンクションの場合には明晰な知性が秀でており、推理、推察、判断力の大きな向上が見込まれます。
また魔術的な力も強く、特に言葉をノートに書くことで願いを叶えられるでしょう。
以上のように太陽と水星のコンジャンクションは太陽と水星だけでなく、他の星と結びついた時にその大きな力を活かすことが出来ます。
騎士と破邪の剣はさらに馬(月)だの鎧(木星)だのを増やすことによって、スーパーな力を発揮するのです。
この太陽と水星のコンジャンクションはかなり基本的的なアスペクトなので、ホロスコープを見る時にはまず目に留めておくと良いでしょう。
今回のタロットカードはソードナイトです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240620/12/hisashi-pyramid/7d/fb/j/o0720108015453752723.jpg?caw=800)
同様に太陽という騎士は水星という破邪の剣を持つことで偉大な力を持ちます。
これが太陽と水星のコンジャンクションの基本的な意味合いなのです。
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