西洋占星術にはサイン（星座）とハウス（室）があります。
西洋占星術とはある一面ではこのサインの中に星を落とし込み、ハウスの中に星を落とし込む占いなのです。
実はサインとハウスというのは相関関係があります。
つまりこれはハウスというのはサインの変化した形であると言うことが言えます。
サインというのは、これはある星があるサインにあると言うことは、その時間では世界的なことなのです。
たとえば今現在は木星は双子座にあるのですが、これは世界中どんなところにいてもそうです。
ですからある時刻に生まれた人はどこのどんなところにいても、星がどのサインにあるかは同じです。
これは同じ時刻生まれなら、ブラジルにいても、日本にいても星は同じサインにあります。
それに対して、ハウスというのはそのサインを生まれた土地に引き込むイメージです。
そうなると同じ時刻に生まれてもブラジルと日本では星のあるハウスは全く異なるのです。
つまりサインとは星が地球から見て、どの宇宙の番地にあるかという住所なのに対して、ハウスは星があくまでも自分の生まれたところから見て、どの位置にあるかという住所を表すものなのです。
つまりサインは宇宙の番地、ハウスは土地特有の番地と言えます。
これがこのサインとハウスの関係を表しています。
つまり本来なら1ハウスには牡羊座が来るはずなのです。（ナチュラルサイン）
ですが実際には1ハウスには牡羊座以外のサインが来ることがほとんどです。
この場合には星が持つ個性はサインが司ります。
つまりカラーというものです。
ある星があるサインにあると言うことは、その星がそのカラーを持つと言うことです。
つまり太陽という自分の信念を表す星が牡羊座にある場合にはそれは自分の信念が、何かやむにやまれぬ衝動によって決められて行くという個性を持っています。
それではこの太陽が牡羊座の方が、さらにこの牡羊座の太陽が1ハウスにある場合には、まさしく常日頃いかなる時にもやむにやまれぬ衝動で行動を起こすタイプだと言えるでしょう。
それに対して牡羊座の太陽が4ハウスにある方の場合には自分の家庭が色々とベンチャー企業のようなことをして来た一家に生まれた方であると言えます。
その故にこの方は自分の信念としてとりあえず何でも試してみるということをモットーとしているでしょう。
また牡羊座の太陽が7ハウスにある方の場合には、自分はともかく自分の旦那様が何かやむにやまれぬ衝動で動いてしまうタイプの方と言えるでしょう。
自分にはそうしたパワーは無いかもしれません。
このようにサインとはその星のカラーである個性を表しており、ハウスとはその星やサインがどんな場で活かされるかを表すのです。
実際には星それぞれにサインという個性があり、それがハウスという場で輝くことで色々な才能や運気をもたらすと言うことになります。
その意味ではサインとハウスは単独で考えるべきではなく、ある星が、12のサインと12のハウスの組み合わせで、成り立っているということが言えます。
その意味では太陽一つとっても、サインとハウスの組み合わせで144のパターンがあると言うことが出来ます。
実際には太陽だけを見てもこのサインとハウスの144のパターンの組み合わせで判断するのが適切なのですが、西洋占星術の本やブログでそこまでサインとハウスの組み合わせを書いているものはありません。
というのもそれはかなり煩雑になってしまうからです。
ですから一般的には太陽に対しての12サインの解説や太陽に対する12ハウスの解説が大抵の本やブログで書かれているのですが、実際にその太陽のことを考えると12サインと12ハウスの組み合わせで太陽を見ているのです。
ですがそれはこの144パターン全て覚えると言うのではなく、太陽の12のサインのカラーや個性と、太陽の12のハウスの太陽の輝く場を組み合わせてイメージとして解読しているのです。
ですから太陽に関していうならば、太陽の12サインや太陽の12ハウスをよく頭に組み込むのは西洋占星術の占い方では基本と言えるでしょう。
これがそれぞれの他の星でもそうした解釈をし、さらに星同士のアスペクトを考えるということが西洋占星術の基礎になることです。
その意味では12サインと12ハウスの違いはよく覚えておくと良いでしょう。
12サインは個性です。
12ハウスは星の輝く場です。
12サインは比較的に分かりやすいでしょう。
12ハウスは西洋占星術ならではの読み方です。
西洋占星術では12ハウスが分かればこれを12サインの個性にあてはめるのは出来ると思うので、12ハウスの読み方を学ぶと良いでしょう。
大事なことは具体的に読むことです。
たとえば9ハウスの太陽が牡牛座だとすると、大学で（9ハウス）で美術を学び（牡牛座）それを活かしてイラストなどの分野で生きることを決めるのです。（太陽）
このようにハウスとサインは具体的に読む訓練が必要です。
このサインとハウスの組み合わせが読めるようになると、西洋占星術の基礎が身につくことでしょう。
今回のタロットカードは運命の輪のカードです。
この輪の解釈として、1ハウスの炎と4ハウスの植物、7ハウスの獣、10ハウスの天使があるのです。
1ハウスは炎のような自分の意欲を、4ハウスは植物のような自分の基盤たる家を、7ハウスは獣のようなパートナーとの人間関係を、10ハウスは天使のような社会的な地位のもたらす幸運をそれぞれ表します。
このハウスの解釈は極めて西洋占星術的なのです。
占いのメール鑑定を受け付けております。
料金は西洋占星術、タロットカード占いのそれぞれ一つの分野につき、1件8,000円です。
2件目以降は1件につきプラス7,000円です。
詳しくは私のホームページアポロンの館をご覧ください。
また対面鑑定も受け付けております。
こちらは東京、浅草で開催致します。
お客様からのご依頼がありましたら、日程などをご相談の上、開催致します。
こちらは90分 22,500円
120分 30,000円
となっております。
そちらのご依頼も上記ホームページから受け付けております。
またこのオリジナルパワーストーンブレスレットやリメイクパワーストーンブレスレットやアロマスプレーを作る作家ごまさんはオラクルカードやタロットカードのリーディングなども行っております。
そちらのご依頼はごまさんのインスタグラムから受け付けております。