今回からはマイナーアスペクト占星術の本編です。
最初の今回はセミスクエアについてお伝えします。
マイナーアスペクトを考えて最初に思い付いたのがこのセミスクエア(45度)です。
マイナーアスペクトは色々な分類があるので、本来ならばそうした分類を元に解説するのが筋でしょうが、徒然なるままに書いていくという自分のスタイルを考えると自分が思い付いたマイナーアスペクトから書いていくのが良いかと思います。
なぜこのセミスクエアが思い付いたのかと、いいますとこのセミスクエアは実にマイナーアスペクト的であり、メジャーアスペクトとの違いを考えても示唆に富んでいるからです。
実はこのセミスクエアを考えるには、メジャーアスペクトのことも説明する必要があります。
もともとアスペクトの意味を考えるときには円の分割のことを考える必要があります。
これはどういうことかと言いますと、たとえばオポジション(180度)は円の2分割です。
円は360度なのでそれを2分割したのが180度というわけです。
この2分割には数字の2の意味が隠れており、それは表の意味に対する裏を表します。
つまりオポジションとは星と星とが裏表となる関係です。
たとえば獅子座の太陽に水瓶座の月のオポジションを持つ方は自分が何かをしようと思うときに、どうしてもゼロから創作をしたくなります。(獅子座)
それに対して常につきまとうように少しひねくれた性格が現れるのです。(水瓶座)
となるとこの方は何かをしようとすると少し変わったような創作を常に行いたくなるというように実際には現れるでしょう。
ちなみにコンジャンクションは0度ですが、この0度というのは実は360度(円の一周)でもあります。
その意味ではコンジャンクションとは円の1分割とも言えます。(1分割を分割と言えるかは謎ですが)
コンジャンクションの場合はたとえば太陽が獅子座に対して月も獅子座です。
この場合はその獅子座の持つ意味が重なります。
何かを始める時には創作をしたくなり(獅子座の太陽)、その創作は人の気を引くような派手なものを作りたくなる(獅子座の月)のです。
さてこのようにコンジャンクションの1分割とオポジションの2分割ですが、このオポジションをさらに2分割した数。
つまりは円を4分割したアスペクトも存在します。
これはスクエアです。(90度)
90度を4倍すると360度になるというわけです。
このスクエアは円の4分割なだけに、4の数を引きずっています。
4の数は物事の安定を表します。
また占星術的に言いますと4の数とは四元素があります。
この四元素とは火、地、風、水の四元素です。
4の数にはこの4元素が内包されているのです。
となりますとこのスクエアというアスペクトは、何かを起こそうとするとすぐに他の元素が横やりを入れてくるようなイメージとなります。
たとえば太陽が火の元素の獅子座として、月が水の元素の蠍座、火星が地の元素の牡牛座というのがスクエアのイメージです。(風の元素の水瓶座はオポジションで既に出てきています)
これはつまり何かを始める時には創作をしたくなりますが(獅子座の太陽)、それには自分が納得がいくものしか作りたくないと思え(蠍座の月)、そしてその方法として職人的にコツコツ製作を続ける(牡牛座の火星)というやり方でしか創作を出来ません。
これは縛りと言えるので、こうした方は大量に物を作ることは出来ずに、自分の納得のいくものを、1日一つなどのマイペースでコツコツと作るようなやり方でしか、創作は出来ないでしょう。
これは縛りとも言えますし、個性とも言えます。
いずれにせよスクエアにはこうした自分で自分を縛ってしまうところがあります。
さてここからが本題です。
このように円の1分割、2分割、4分割と見てみるとさらにその4分割を半分に分割した、8分割というものも考えられるでしょう。
それがセミスクエア(45度)なのです。
セミスクエアはスクエアのさらに2分割、つまりは8分割なのです。
45度を8倍すると360度になるのです。
この8分割も8という数に意味があります。
8には無意識の世界との関係があり、かつ無意識の世界からの膨大な力が舞い込むようになります。
先程のスクエアまでの具体例では単に獅子座の太陽の方としていましたが、セミスクエアになると度数が問題となるので、例の方を獅子座の1度の太陽を持つ方としましょう。
セミスクエアとして45度先に、つまりは乙女座の16度に金星があり、また45度前に、つまりは双子座の16度に木星がある方を考えてみましょう。
この方は獅子座の1度の太陽のおかげで何かをするときには創作活動をしたくなります。
そしてそれが金星の乙女座の16度でこれはかなり型にはめたようなデザインにこだわり、そこから物などを擬人化したようなイメージを引き出すことになります。
たとえばこれはタロットカードの登場人物を萌えキャラにしてイラストを描くようなイメージです。
こうした物から擬人化したエネルギーを引き出すのがこのセミスクエアの持つ力と言えます。
一方で双子座の16度の木星から、そうしたタロットカードの特徴についての緻密な解説なども加えることになります。
この解説はかなり正統的な解説と言え、このタロットカードの説明としては不自然までに詳しく解説してあります。
こうした正統的ではあるが緻密な解説などもセミスクエアの特徴の無意識の世界からのエネルギーと言えます。
自分なりのアイデアではなく、あくまで正統的といえることの解説ということです。
つまりはこの方はオリジナルな萌えキャラタロットカードを製作しかつ、それに反するような正統的で緻密な解説書を同封ような創作活動ををするのだと言えます。
ここにおいて、太陽を境にセミスクエアが木星と金星の両方に存在しますが、実は木星と金星もスクエアの関係となっており、金星の萌えキャラデザインと木星のタロットカード解説はお互いに関係しあっているということが言えます。
その中心に獅子座の1度の太陽の創作へのエネルギーが渦巻いているのだと言えます。
このセミスクエアはその意味では円の8分割という割合に影響力の強い力を持っているので、マイナーアスペクトの中でも力は強いです。
また先程の例を見れば分かるとおりにメジャーアスペクトがかなり抽象的な星と星との干渉のエネルギーを持つのに対して、マイナーアスペクトはかなり具体的な星と星との干渉のエネルギーを持っています。
ですからメジャーアスペクトは大体は自然に自分で使っている場合がほとんどですが、マイナーアスペクトは意図的に自らが使う意志を持って使わないと役に立たないアスペクトだと言えます。
また円を8分割するというのは、あたかも方角を決めるようなことです。
つまり自分を南に置いたときにオポジション(180度)の位置には北が来ます。
そして東と西にはスクエア(90度)が来るというわけです。
円の8分割らしいセミスクエア(45度)には南東と南西が来ます。
では方角ですと北東と北西も8分割の中にはありますが、これはセミスクエアではなくセスキースクエア(セスキーコードレート)(135度)が来ます。
次回はこのセスキースクエアについて書いていきます。
お楽しみに。
今回のタロットカードは運命の輪です。
お知らせ
5月4日(水)みどりの日に占い対面鑑定or占いレッスンを開催致します。
場所 東京 浅草
時間 占い鑑定or占いレッスン 14時30分~
(11時30分の回は受付を終了しました)
料金 60分 15,000円
90分 22,500円
120分 30,000円
鑑定分野 西洋占星術
タロットカード占い
※5月1日(日)の占い鑑定&占いレッスンはご好評につき、申し込みを終了しております。
今回は対面鑑定または占いレッスンを開催します。
占いレッスンは講座コースとゼミナールコースがございます。
講座コースはあらかじめお客様のご希望より、お伝え致します内容の準備書類を用意致しまして、お伝え致します。
ゼミナールコースはテーマを決めまして、適宜、質疑応答を致します。
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