今回は冥王星が獅子座の方の心の闇について考えていきます。
冥王星は大体1940年から1957年の間頃に獅子座にありました。
この獅子座の冥王星の方はとにかく集団的に自分を派手な方向に進めてしまうのです。
そこで心の闇として現れるのは、いわゆる虚栄心が強くなるということです。
自分を他人よりも優れた存在だとしらしめたいという気持ちが強くなり、大きな車に乗り、良い家に住みたいという気持ちが強くなるのです。
もっと悪いことにそれを人に自慢したい気持ちになります。
また派手な服を着たり、アクセサリーを着けたり、そのようなことをしたくなってしまいます。
つまりはそうしたことで自分は他人とは違う素晴らしい人間であるという気持ちを周りに植え付けたいと思うのです。
そして悪いことにそうしたことが出来ない人はそうしたことをしている人をねたむのです。
嫉妬するのです。
自分が本当は良い家に住み、大きな車に乗り、派手な服を着て、派手なアクセサリーを着けたくても、それが出来ない人は、そうしたことをしている人を影で悪口を言います。
それは本心は自分がそうしたことをしたいのに、出来ないことによりそうしたことをしている人を羨む気持ちが逆にそうした人を攻撃するのです。
そうしてそうした人は多いので、集団で派手にしている人をねたみ、裏で悪口を言い合うのです。
そうした虚栄心やねたみなどは全ては獅子座の冥王星が原因なのです。
これはこの獅子座の冥王星の世代の方が作ってしまった空気感なので、これを現代に生きる方も引きずってしまうでしょう。
獅子座の冥王星の世代の方でなくても、獅子座の冥王星の世代の方以降の方はそうした雰囲気を受け取ってしまいます。
たとえば以前は大きな車に乗ることがステイタスでした。
それはこの世代の方々が作り上げた、虚栄心の元に出来上がった社会風習です。
大きな車に乗っている方が偉い、良い家に住んでいる方が偉い、東京や大阪に住む方が偉い、そんな価値観をこの世代の方々は作り上げ、それが今に至るまで維持されています。
そうした価値観は多くはこの獅子座の冥王星の方々の虚栄心やねたみが基盤となっています。
その意味ではこうした価値観は本来は間違っています。
なにしろこの価値観は心の闇である虚栄心やねたみが基盤となっているのですから。
しかし、こうした虚栄心やねたみが向上心や覇気となり、日本という国をここまで豊かな国としてきたことも事実です。
虚栄心を向上心とし、ねたみを覇気として、これらの世代の方々は頑張ってきた。
それはまた一つの事実なのです。
心の闇を見るということはこういうことなのです。
醜い姿、虚栄心、ねたみ。
それを見させられるのは苦痛でしょう。
しかし、そこから何をつかむか。
虚栄を本当の栄光にするために向上心を高める。
そして他人へのねたみをむしろ自分の成功へと向ける覇気。
こうしたものが日本という国を今の地位にしたということは、考えさせられることです。
そして獅子座の冥王星の世代の方々がその中心なのです。
自分の心の闇を見つめることは、自分の可能性を見つめることでもあります。
それは世代的な星の冥王星が何座であるかでよく分かります。
次回も続きを書いていきましょう。
今回のタロットカードは恋人たちです。
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