今回は上級者のための占い 三区分による12室の4室の解説を行います。


前回までは1室から7室と解説をしてきました。


今回のシリーズでは三区分のように、1室、4室、7室、10室というセット(活動宮に相当)から室の解説を行っています。


室を1室、2室、3室というように順繰りに解説をするというやり方は王道でして、私にはそのように室の解説をしているシリーズもあります。


参照 上級者のための占い 4室の謎

上級者のための占い 4室の謎 


アポロンの館

占い師Hisashiの占い講座54(4室の解説)


占い師Hisashiの占い講座102(成長の流れ、3室、4室)


占い師Hisashiの占い講座102(成長の流れ、3室、4室) 



ついでに私のホームページアポロンの館もご紹介します。

このアポロンの館では私のさらに詳しい西洋占星術とタロットカードのブログ「占い師Hisashiの占い講座」を公開しており、また占い鑑定の受付もこちらのホームページから行っておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。





また私はまだ途中ですが女性からの男性の相性について「占い師Hisashiの占い相性術」というブログをLINE BLOGで書いています。


もし興味をもたれた方は、この占い相性術を見てみてください。


リンクを貼りますので、こちらもよろしくお願いします。



リンク

 占い師Hisashiの占い相性術 






ですが今回のシリーズでは室を順繰りに解説をせずに、三区分の活動宮、不動宮、柔軟宮のように室を分けて、それぞれ解説しています。


今回は1室、7室、4室、10室の中の4室の解説です。


1室は牡羊座に相当しており、牡羊座のスタートには春分点があります。


7室は天秤座に相当しており、天秤座のスタートには秋分点があります。


同様に4室は蟹座に相当しており、蟹座のスタートには夏至点があります。


この蟹座は牡羊座、天秤座からみるとそれぞれスクエアの関係であり、牡羊座と天秤座のオポジションとの関係で蟹座はTスクエアの関係がなりたっています。


これを室であらわすと1室と7室のオポジションの関係に4室がそれぞれスクエアでTスクエアの関係なっています。


これは1室の自分自身に7室の自分のパートナーがオポジションで裏の関係を表し、それを4室の家庭や環境などがスクエアで強く否定してくるという関係です。


また4室の始めにはICがあります。


これは夏至点を個人に落とし込んだときの、穴です。


このICとは自分の意識が家族、親戚、地縁、地域、地方、国、世界とどんどんと広がる、環境の穴だと言えます。


4室とはこのICを広げていく室だと言えるでしょう。


この4室の本質とは1室の個人、7室のその裏側のパートナーに対して、ストップをかける環境を表します。


ICの穴もつまりは環境の穴だといえ、4室とは環境を表すのです。


たとえばある個人が1室として自分で自分の生き方を目指すとします。


それに対して、これから一緒に住むことになるパートナーが7室として裏の存在としてその個人に対してしがらみのようにつきまといます。


これはたとえばある女性が結婚して、家庭を持つために、販売の仕事をしながら、暮らそうと思ったします。(1室)

そしてパートナーが営業の仕事をしている男性で、その女性に対して、自分の営業の経験より、販売の姿勢をダメ出ししたりするでしょう。(7室)


そして二人が住むことになる家、そして街は二人の販売と営業とは異なるような地方都市のさびれた場所であったとします。


それは自分の実家のあるところより近いようなところであったりすると、自分とパートナーの生活に実家の家族や親戚などから、いろいろと注文が入ったりするでしょう。(4室)


このように4室とは1室と7室のパートナーとの関係をさらに横から口を出してくる家族のような存在を表しているのだと言えます。


この家族は家族がいなかったとしても、地域などの関係において、やはりパートナーとの関係に口を出してくるような環境であり、1室、7室とスクエアの関係になることの多い4室ですから基本的には、4室の環境というのは、自分(1室)とパートナー(7室)との関係を押さえてくる、コントロールしてくる関係となるでしょう。


その意味では4室の環境というのは、決して自分を活かすような環境ではなく、むしろ自分が何かをやりたいときに、押さえ込んでくるようなものなのです。



たとえば自分が何か事業をする(1室)ときでも、その事業に必要なことを受注する必要がありますが、それは7室が表しており、そしてそれをどこで事業を始めるかというところで4室がクローズアップされるのです。



この場合はどこのどんなところで事業を行ったとしても、その地域特有の問題に対処せざるを得ず、たとえば人の流れから流行や特性など地域特有の難しさが出てくるのです。



ただこうしたことにうまく対処することが出来るようになれば、むしろこの地域を利用した成功もかなうようになりますし、先ほどの家族との関わりなども家族が応援してくれるほどの関係が作れたりと、むしろ家族は大いにプラスの作用となります。



つまり4室とは短い目ですと自分やパートナーとの関係なりを押さえつけてくる家族などを表しますが、長い目で見ると大いに力付けてくれる家族を表すのです。



その中での家族などとの軋轢(あつれき)がその人とパートナーをさらに成長させるのです。



事業でも地域に根差した活動をすることによって、地域の方々がむしろ支えてくれることになるのです。



またこの4室に星がありますと、その星がブースターのようにこの家族や地域との関係に活力のエネルギーを与え、強力な活動が出来るようになります。



この4室と星との関係については、前述、占い師Hisashiの占い講座54(4室の解説)に詳しく載せています。



ですからここからは4室の星座の解説を致します。



4室に星がなくても、4室の星座から自分の家族や環境についてのことが分かります。



星がある場合はそこにさらにブースターがついてるということです。



ですから4室においてもその星座が何であるかは最重要となります。



それではそれぞれ解説をしていきましょう。




牡羊座の4室



牡羊座に4室がある方はかなりケンカっぱやい家族に悩まされます。

何を言ってもケンカのようになってしまう関係です。


しかし、そのケンカの中でお互いに自分の意見が言い合える関係を作ることが出来ます。



事業をする場合は六本木ヒルズのようにベンチャー企業がひしめく争いのような場所で力を発揮させることが出来ます。



牡牛座の4室



牡牛座に4室がある方は自分の部屋を持ち、基本的には自分だけの世界に入るような家族環境でしょう。


お互いに皆、自分のことだけをやるような家族ですが、それでも仲は良く、お互いに自分の役割をしっかりと演ずることが出来るような家族だと言えます。



事業をする場合は、かっぱ橋のように色々な品物が並んでいる問屋街のようなところで仕事をするとうまく行くでしょう。



双子座の4室



双子座に4室がある方は話好きでいつもおしゃべりの絶えない、にぎやかな家庭で育ったことでしょう。

いつもテレビでクイズ番組を見ては、あれやこれや言い合っているというようなかなり騒がしい家族です。


周りから見ると騒がしい家族ですが、自分はそれを普通のことのように感じるでしょう。



事業をするときには神田の古書街のように色々な知識が溢れているような場所で活動をすると成功に近づくでしょう。



蟹座の4室



蟹座に4室がある方は穏やかでも心と心が通い合う、理想的な家族に恵まれます。


温かく楽しい家族なのでかなり理想的な家族です。

むしろその故に社会に進むようなパワーに欠けるようなところがありますが、家族とは団らんの場なのです。



事業をするときには浅草のように人情があり、地域が協力している昔からの商店街のようなところで活動をすると成功しやすいでしょう。



獅子座の4室



獅子座に4室がある方は家族で高級レストランに食事に行ったり、ホームパーティーをしたり、たまの休みにはホテルに泊まったりと、普通の方々から見るとセレブに見えるような生活をしている家庭で育ったことでしょう。



一流であることを予定された家族とも言えます。

その分、何かを成し遂げるようなパワーが自分にも備わっているでしょう。



事業をするときには銀座のような一流で最高級のものが集まる場所でむしろ活動をすることが成功への道です。



乙女座の4室



乙女座に4室がある方はいつも勉強をしていたり、調べものをしていたりする家族に育ったことでしょう。



教師や公務員の一家であることも考えられます。

品行方正であることを重んじられる家族の中で、自分もいつも立派な生き方を求められ、それは自分のエネルギーにもなりますが、どこか息苦しいでしょう。



事業をするときには文京区のような大学などの学校もあり、教育に熱心な街で活動をすると成功に近づくでしょう。



天秤座の4室



天秤座に4室がある方は、いつも流行や流行りものなどに興味のある家庭で育ったことでしょう。


前には鬼滅の刃の映画を見に行き、最近はシン・エヴァンゲリオンを見て、これからは機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイを見に行こうなどといつも流行っている、これから流行るようなことに目が無い一家です。



その中で自分の流行りのアンテナも強くなるでしょう。



事業をするときには原宿のようないつも若い人を寄せ付けるような、最先端の流行りを追っているような街で成功できるでしょう。



蠍座の4室



蠍座に4室のある方は、介護や医療の問題などに深く関わる家族で育ったことでしょう。

医療従事者の家庭に育った可能性もあり、また大企業の役員などの一家に育った可能性もあります。


いずれせよ、深く人生を考えることが家族のあり方になっています。



事業をするときには、大手町のような大企業の本社が多くあるような街で活動をすると成功に近づくでしょう。



射手座の4室



射手座に4室がある方は、日本のみならずグローバルに活躍する家族の元で育ったことでしょう。


また大人になってからは、生まれた地元を離れ新たな場所で暮らすことを応援してくれるような家庭でしょう。


その中で自分も広い視野を持つようになります。



事業をするときには、日本のみならず、香港や台北、上海、ソウルなどドンドンとアジア(世界も)に進出していくと成功に近づくでしょう。



山羊座の4室



山羊座に4室がある方はいつも仕事中心であまり家族の交流のない家庭に育ったことでしょう。


そこから家庭よりは仕事を優先してしまう自分に気づくことがあります。


それは必ずしも悪いことばかりではないですが、たまには家族を大切にする時間も持ちましょう。




事業をするときにはサラリーマンの街と呼ばれる新橋のようなところで、サラリーマン相手の仕事をすることで成功に近づきます。



水瓶座の4室



水瓶座に4室がある方は、子供の頃からゲームやネットの環境に優れた家庭に育っています。



物心がついたときにはゲームをしていて、人間関係もネット中心の家庭です。



その中で自分もリアルな人間関係を築くよりは、ネットでの人間関係を重視するでしょう。




事業をするときには軽井沢でワーケーションをしながら、ネットの世界での活動をしたりすると成功につながります。(ワーケーションの場合は環境が整った場所ならば軽井沢だけでなく、日本全国どのようなところでも活動に向いています。軽井沢というのはあくまで例です。)




魚座の4室



魚座に4室がある方は、霊能者の一家や宗教関係の家族や、信心深い家庭などに育ったことでしょう。



その故に毎日、仏壇に手を合わせ、神棚に祈り、パワースポットにはよく行くような生き方をするようになります。



そのこと自体は素晴らしいことですが、あまりにもスピリチュアルなことばかり進むとうまく行かなくなることもあります。




事業をするときには、柴又のようなお寺の門前町のようなところで活動をすると成功につながります。


自分と縁のある神社仏閣のお膝元であることが条件です。





4室の星座をよく確かめ、そこに星がある場合はその星をブースターとし活用した上で4室の星座も使い、星がない場合でも4室の星座をうまく活用することで、1室の自分と7室のパートナーとの関係をも改善させることが出来ます。



その意味では4室の活用は実は成功への近道と言えるかもしれません。




今回のタロットカードは女帝のカードです。





女帝の女帝は単に女帝だけではなく、地母神(ちぼしん)のイメージもあります。

地母神とは土地自体を象徴としての神と認識したものです。


4室にはこのイメージがあり、土地自体を象徴として認識出来たときには、4室をうまく使うことが出来るでしょう。