★もう1週間過ぎてしまいましたが、11月10日は元軍人(陸軍特務機関員、終戦時は少尉)だった父の命日でした。第二次大戦最後の激戦地と言われたソ満国境「虎頭要塞」戦の数少ない生き残りの一人で、戦争の真実を知っていた元軍人だからこその筋金入りの反戦平和主義者。花や芸術が大好きで、生前は「戦争さえなければ、音楽学校に行きたかった」と時々言っていました。戦後は安保闘争やベトナム反戦運動、「ベトナムの子供たちに本を贈る運動」などにも関わるなど、非常にフェアで進歩的な考え方の持ち主で、物事を深く考えることを教えてくれた良きおやじでした。死ぬ前には「安倍晋三は日本を一体どうするつもりか!」と、大変危惧しておりました。たまたまですが、高倉健さんと同じ命日。(写真は若い頃の父。上は戦争末期の昭和20年5月、舞鶴中部第71部隊にて。下は昭和16年頃かと思いますが、蒙古=現モンゴルにて。)