★今朝の1曲。以前「長谷川さんがBanda Evaとは!(笑)」と、アパレシーダのWillieさんに驚かれたことがありますが、Saulo Fernandesの歌とギター。なかなかいいんですよね。ジョアン・ジルベルトとはまた違った感じのブラジル音楽の良さを感じます。
ところで、15~16小節目のコード。通常はE7(♯11)なのですが、9thを入れたりすれば、(ベースがEですが)機能的には殆どF♯7(♭13)。アタマのBm7(9)に戻るためのドミナント7thとも考えることができます。E7(♯11)=E+A♭+B♭(=♯11)+Dであり、F♯7(♭13)=F♯+B♭+D(=♭13)+Eなので、3音共通の代理関係。
一方では、ベースラインがG⇒F♯⇒F⇒Eと半音で美しく降りて行き、また一方では、実に美しく巧妙に?アタマに戻るような仕掛けというか。ブラジル音楽のコード進行の妙を感じますね。