$ボサノヴァ研究室



歌のバッキングの際、ただ漫然とコードを弾くのではなく、
メロディーとコードとの関係や、メロディーが一体何の音で始まっているのか?
ということを意識するのが、非常に重要。知っておくと、色々発展させることができますね。

例えば、ジョアン・ジルベルトで有名な「E Preciso Perdoar」。
メロディーはルート(8度)の音で始まっていますが、
コードでは9thをぶつけます。これは、2度または9thの安定した関係。

「イパネマの娘」や「コルコヴァード」なら、逆にメロディーは
コードの9thで始まっていますね。(コルコヴァードはKey:Cとすると、
アタマはD7(9)(onA)と考えるのが理論的。)


バンダ・エヴァによる「E Preciso Perdoar」