昨年、宮城県議会は、上下水道と工業用水の直営権を、20年間民間企業に一括売却する議案を可決しました。本件に関してはヴェオリアやオリックスが出資するメタウォーターグループが優先交渉権を獲得し、2022年4月から民営化事業をスタートさせています。
引用元:https://infrabiz.co.jp/556/
水道民営化の懸念点の一つとして、営利追求に伴う職員の削減により、水道事業の維持・管理のノウハウの継承ができないことが挙げられます。
また、民営化に伴う水道料金の上昇も懸念点の一つです。
この点、宮城県の村井知事は安価な水道供給を行うために民営化したとおっしゃっています。
しかし、水道を民営化すれば、水道料金は上昇します。
ヨーロッパを始め水道を民営化した国では、水道の質が保てないのに水道料金は数倍に跳ね上がったということで、水道事業の再公営化を進めるところが増えています。
早くも宮城県の一部の市町村では水道料金が上がっているという記事もありました。
水は我々の生命維持の根幹です。それを第三者に握られれば、利用料がとてつもなく高い金額で、しかも質が悪くても請求書に記載された金額を支払わなくてはならないのです。
民営化を先行した国では再公営化を進めています。
宮城県だけではありません。この動きは今後全国に広がっていきます。
あなたの住む町でこの動きが起こったら、地元の政治家に意見するなど絶対に声を上げるべきと思います。