こんばんは~。
BS松竹東急では、アカデミー賞コレクションをやっていて、面白そうな映画がいっぱい
子どもの頃から話題になっていたこの映画を見ました
Paper Moon - Trailer
簡単な感想ですが、ネタバレもありますのでイヤな人は読まないでください
子ども心に、「ものすごい子役だ」というので、随分騒がれていたことを覚えていて、親子共演も話題になりましたが、今日映画を見るまで、どんな映画かは全然知りませんでした。
本当の親子だからこそ、「親子かもしれないし、親子でないかもしれない」という微妙な設定が生かされていました。
1973年で白黒映画なのは?でしたが、見ていくうちに 禁酒時代 の設定だとわかり、納得しました。
ということで、いくら南西部でも、あれだけの荒野を撮影するのは大変だったのではないかな~?と思いました。
テータム・オニールのアディ役は圧巻で、すごかったですが、ず~っとタバコを吸っていて、あれは、あの当時としてもダメだろう…と思いました。
さらに、彼女のその後をウィキで読んだら、結構いろいろあったようで、それももやりました。
子役で有名になったことがその後の人生にとって、本当にどうだったのだろう…?まあ、本人がよければそれでいいのですが…
テータムがあのマッケンローと、お父さんのライアンがあのファラ・フォーセットと…と本人より、過去の二人のパートナーの方が気になってしまいました。
映画は、とても面白かったです。
モーゼ・プレイ という名前は モーゼの十戒 と プレイ=祈る というのから名付けたのでしょうね。
モーゼ と アディ の 詐欺道中 ですが、いつも アディ が上手。
最後、 アディ のためにと アディ を手放すことにした モーゼ だけど、 アディ が選んだのは モーゼ の方で…
これを HE と見る人が多いのでしょうが、わたしには 負の連鎖 に見えてしまいました…
子ども は 親 を選ぶことができない、その親しか知らないから親が大好きなんです、捨てられたくない…
モーゼ は アディ を捨てようとしたのは、 アディ に愛情があるからこそ、根は悪人じゃない、でも、だからと言って マトモな暮らし をしているわけでないんですよね…
いちばんいい部分で終わっているけれど、実はこの後を続けると結果は見えているわけで…
それを考えずにいられたらよかったのですが、すでに テータム どことか 当時のライアン の年齢すら通り過ぎてしまった自分には、あとあとが見えて、「せっかくおばさんが裕福なうえにとてもいい人だったのに…」と辛い終わり方に見えてしまいました…。
みなさんはどうでしょうか?
ペーパー・ムーンのタイトルはとてもよかったです。
ペーパー・ムーンに腰を掛けて一瞬を捉えたあの写真は、この映画の象徴だと思いました。
一瞬は幸せ 一見は幸せ でも…
そんな気がしました。
白黒 映画だったのも映画を象徴していたのかもしれませんね。